2011-12-18

ことの顛末

気がついたら集中力がなくなっていた。

ものすごく気が散るようになっていた。 一つの作業が続けられなくなった。 仕事場で、何かを頼まれる度に不愉快な気持ちになった。 誰とも交流したくなくて、様々な事で「いやいややってる」感じが抜けなくなった。 不安感が強かった。 変化が怖かった。 乗り物に乗るのが怖くなった。 一人でいる時、一日一回は、クライストチャーチ大震災や、東関東大震災、原発事故の映像が頭にわき上がってきて涙が出た。 次は自分自身が被災する気がして、怖くて仕方がなかった。 そしてあまりにも自分が弱々しいので、何かあるごとに自分自身にきつく当たった。

今、自分がいた精神状態をリストアップしてみると、どう考えてもヘルシーではない。

「ああ、こりゃ駄目だ」と思ったのは職場で、同じ作業が五分以上続けられなくなった時だ。 下手すりゃマウス一回クリックしただけで、「ああ、疲れた。もう先に進みたくない。」とぐったりした。 集中出来ないし、継続も出来ない。 それで「なんでこんな事も出来ないんだ!」と自分に対して怒っていた。 怒りながらも、「でもさすがにこれって、私がレイジーだからって次元を越えてるんじゃないか?」と思った。 どう考えても、この若さでマウスクリック一回しただけで精神ぐったり来るってのはおかしい。

しかもぐったりついでに「怖い」って感覚まであるんだよね。 「先に進むのが怖い」ってどっかで思ってるの。 たかがマウスクリックごときで! 進む先なんてたかがしれているのに。 最終的にはクリエイティブ系の仕事内容が、特に怖くて進めなくなった。

その場で「これはレイジネスじゃない、クレイジネスだ!」と語呂合わせチャッチフレーズを作って、心理カウンセラーに予約の電話をした。 指定された日時に心理カウンセラーに話しに行った。

そしたら案の定すごくすっきりした。

きっかけが何なのかとか、原因とか、そういうのは正直言ってよくわからない。 ただ上に書いたような事を、「私だけで抱えていた」ダメージは思っていたよりもずっと大きく、それを外に出せただけですっきりとした。

そう、「私は一回マウスクリックするだけで疲れて、先に進むのが怖くて、明日にも自分が被爆したり、被災する気がしていて、乗り物に乗るのが怖くて、集中力が全く無く、人と関わりたくない女なのです。 時間が過ぎるのが怖いのです。 このまますべてが止まってしまえばいいと思うのです。」と一言声に出して言うだけで、「でもそれって単純に私が精神的にめいっているからで、大抵の時の私はそういう考え方はしない。」って客観的に思えるようになる。

それだけでも結構すっきりする。

「やばいね、私。 私、頑張れ! 意地悪な私に負けるな!」って、優しくなれる。

そんな感じ。

ことの顛末でした。