2012-01-16

こわいな

twitterで放射能汚染に関するツイートを読んでいると、
単純に怖くて恐れおののいてしまう。

日本に短期滞在していた間は、忙しかったってのもあるけど、
ほとんどtwitterを見なかった。

放射能汚染に関する情報を気にしながらだと生活にならないから、
無意識で排除していたのだろうと思う。

「どうせ私は短期間しか日本にいないのだから、致死的な事にはならないだろう」と賭けに出ていたのだろう。

チェルノブイリ事故の場合、病気になる子供や大人が爆発的に増えたのは、事故から5年経ってからだったそう。 日本で同じ数を当てはめると、2016年頃。

今はそれまでの執行猶予期間なのだろうなと思う。

日本にいる間につくづく、よっぽど頭と精神が強い人以外は、この問題に関わって生きていくのは無理だと思った。

何を食べていいのかとか、ここにいていいのかとか、自分が今のところどれ位被爆していて、それがどれ位のリスクなのかとか、考え続けるのって、ものすっごく難しい。 自分がどれ位内部被爆しているのかを調べるすべも、簡単にはない。

単純に私たちの毎日はそういう情報を管理しながら暮らすようにデザインされていないし、自分自身もトレーニングされていない。

少なくとも私の場合、(短期間しか日本にはいないんだしという、甘えもあって)何でも食べたし、バンバン外にも出ていたし、積極的に情報は集めなかった。

やらなかったというよりも、出来なかった。 難しすぎる。

それでも東日本にいる限りは、かなり積極的にこの問題に関わらなくてはいけないのだろう。 とりあえず、2016年位までは。 ある程度の結果が見えるまでは激しく積極的に攻防戦を繰り広げるべきだから。

しかし、関心も忍耐も、精神もそこまで持たないだろうね。

私の場合は2011年の時点で、一週間の東日本滞在だけですら管理は無理だった。
今そんなに攻防戦が出来ていない人は、これからも出来ないだろうから、かなりの大きな賭けを続けるはめになるわけで、それは本当に悲惨だ。

もし関心が続くとしたらそれは、周りに目に見えて健康を害した人達が出たとかって場合だろうから、その時点で結構アウトだし。

そんなこんなで、大雑把ではあるけど「2016年位まで、自分はこの放射能汚染の問題に対して、自分自身で積極的に攻防戦を取り仕切れます」って人以外は、白旗ふって、東日本からは出た方が良いんじゃないかと思う。 とりあえず私自身に関してはそう思う。 私はそんなに大きなリスクは取れないし、管理出来ない。 ってことは、そこにいるべきではない。

日本人、クソ真面目だから、「自分が至らないから、放射能汚染とか内部被爆の管理が出来ないんだわ」とかって思っちゃいそうだけど、いやいや、これは結構誰にでも難しいよ、きっと。 これって、かなりの専門家ですらいまいちまだよくわかってない領域でしょ? 出来ない事をせめてはいけない。 出来ない人は、逃げるべきだ。 特に今関心がない人ほど、逃げるべきだ。 こんなに直接的に人生に関係がある問題に無関心でいられる位の肝の据わりっぷりなんだから、大丈夫、どこ引っ越したって上手くいくよ。

あー、嫌だ。 なにこの問題。 一気に人の生活の質をドカンと下げたね。