2011-12-23

優しくなりたい




今年はこの曲をよく聞いた。 

震災の時、NZでも日本でも「日常の埃が災害でどけられて、黄金色の心が出た」という話しを聞いた。 悲しい事ばかりだったけど、それでも思い返したら、黄金色に光る年になるんだろうなと思う。

英語で、have a heart of goldというと、「美しい/強い心を持っている」という意味になる。

ニール ヤングのこの歌は、黄金色の心を探す炭坑夫になるってテーマの歌だ。
優しくなりたい人の歌。

歌は、
僕は生きたい
僕は与えたい
僕は心の黄金を探す為の炭坑夫なんだ
って歌詞から始まる。

もう、この冒頭部分のインパクトたるや。

I want to live,
I want to give

あっぱれ。

子供の頃、なりたかった自分、
思春期の頃、保ちたかった自分の質が
この二行に表れきっている。

そして、結構私も素朴な炭坑夫だった事を思い出す。

十年前は、この歌を聴いて、自分が何かを思い出すだなんて思いもしなかっただろう。
この歌みたいな感覚こそが全てだった訳だから。

今は思い出す為に聞いている。

優しくなりたい。
人に何かを与えたい。
生きたい。

そして年をとっていく。

あー、一日ニール ヤングになれたらな。 
そんな事になったら歌いまくるよ。
一日トム ウェイツになれたらいいなとも思う。
あと、レナード コーエンとか。
おっさんになりたいねぇ。


"Heart Of Gold"

I want to live,
I want to give
I've been a miner
for a heart of gold.

It's these expressions
I never give
That keep me searching
for a heart of gold
And I'm getting old.
Keeps me searching
for a heart of gold
And I'm getting old.

I've been to Hollywood
I've been to Redwood
I crossed the ocean
for a heart of gold
I've been in my mind,
it's such a fine line
That keeps me searching
for a heart of gold
And I'm getting old.
Keeps me searching
for a heart of gold
And I'm getting old.

Keep me searching
for a heart of gold
You keep me searching
for a heart of gold
And I'm growing old.
I've been a miner
for a heart of gold.