2009-06-27

近況

 1. シオネちゃんがフランスから郵便を送ってくれた。

 とても嬉しかったです。 もうもありがとう。 やはり、友達からの郵便って良いですよね。 家に帰って、誰かから何かが届いていると、本人には遠くに住んでいるので直接は会えないのですが、一瞬その人に会えたような気分になるのです。 相手の体を感じます。 それは日常へのすごいご褒美だと思う。 ああ、シオネちゃんがフランスに行って、どこかでちょっとした時間を使ってこのカードやプレゼントと、私の為に関わってくれたんだなと思うと、やっけに愛されている気分になりました。 ふれあいを感じました。 どうもありがとう。

 2. 最近はずっと工作+雑事+マネージメントをしています。
 
 インダストリアルデザインには色々な工程があります。 まあ、勿論どんな仕事でもそうだと思うけどさ。 今の会社の場合一つのプロダクトに開発から発表まで六ヶ月ぐらいかかります。 私の働き方ですと大雑把に言うと三段階あります。 プロジェクトそのもののデザイン、プロダクトのデザイン、最後に全部の実現に向けての"ひたすら"な作業があります。 最初の二つの段階ってのは、結構どういう商品を作っていても似たような方法をとるのだと思う。 勿論、調べる領域とかは変わるけど、なんか底辺に流れる感じは同じ。 ただ最後の部分はあまりにも見事な雑事の集合体的な実務なので、本当に状況による事が多く、作っているもによってやる事が全然違います。 そして関わる人の数が急激に増えます。 関わり合う人も作っている物によって変わります。 結構にひたすらな作業。 今はそのステージにいるので、本当にひたすら。 プロジェクトの骨組みが出来上がった後の、「さあ、後は全部雑務と実務を繰り返すのみ!」って段階は、実際に働いてみないと経験できない事柄でいちいち初体験で、いちいちおどおどです。 ここで踏ん張れないと物は出来上がらない。 ここが頑張りどころだと思います。 その中には結構「これってインダストリアルデザインって言うより、インダストリアルエンジニアリングだべや…」って作業とか、「これってほとんど現場監督だよね?」っていうのが含まれとります。 要するに、この最後の段階になってしまうとデザイン(計画)する事よりも、実行する事の方が増えるので、デザイナーとしての仕事はあまりないのです。 そのかわりひたすら実務関係の事をします。 ああ、工業デザインって名に恥じないぐらいに、ひたすら工業に関する仕事だなあと実感する次第です。 楽しいです。

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