きのう、多摩美の卒業式だったね。 卒業した人達、おめでとう! 多摩美以外でも、卒業した人おめでとう。 門出だ。 美しい日だ! 私も君らと一緒に卒業したかった。
日本の友達の見せてくれた卒業式の写真を見たらスイッチが入っちゃって、泣いちゃったよ。 今日は、天気が良くて、用事がいっぱいあるから自転車に乗って町中を走っていて、その間ずっと涙が止まらなかった。 別に悲しくもないし、嬉しくもないけど、体がスイカとかキュウリとかみたいに、水分でいっぱいになっちゃう時ってありますよね。 濡れた布をしぼるかのごとく、だったわよ。
胸が水分でいっぱいになって、結果として涙が溢れるけど、その影に隠れている感情への名前とか、動機とかは、重要じゃないと思う。 そう、こういうのは行動の問題なんだ。 なんかすっごいそう思う。 もう実態としてある行動に、あえて違う物語(例えば、「とっても悲しいの」とか)を当てはめる必要はない。 自転車乗ってたら天気が良くて、卒業式で、四年間で、色々後悔とか驚きとかがあって、そしてものすごく愛のある気分で、優しくて、そうしたら水分が溢れるのだ。 四年に一回だし。 多分一生に一回の気持ちだし。
で、ずーっと思い出していたのは淑とかのことで、どうやらすっごく強烈な強烈な強烈な強烈な、強烈な出会いは淑とだったっぽい。 いや、勿論、みんな重要さ、違う角度で。 日常の共有とかってことではこれからもずっと一緒に暮らしていく歩ちゃんとか、すっごいけど、でも、なんか徹底的に強烈だったのは、淑だったのだろうね。 囂々と心をスイカにさせられました。 私たちがイイオとかで待ち合わせしたり、授業の間にアトリエに散歩しに行ったり、クボガヤトトンネルを一緒に歩いたり、自転車に乗ったりしていたのは、すっごいことだったんだね!!
ホオズキの色とか、
スイカの匂いとか、
三ツ矢サイダーとか、
冬のマフラーとか、
廊下でばったり会った時とか、
歩ちゃんの換気扇への執念とか、
アレックスの情熱とか、
全部ひっくるめて面白さがあって、それで、私は淑が大好きで、美術はすっげー面白くて、結構なんだかんだ毎日ワクワクしていて、友達は結構少なくて、笑っちゃうぐらいに美大生だったのねと、思いました。
なんだ、四年間で自分はこの程度かとひやっと思う面もありつつ、いやいや、実はスペシャルだとも考え直し、それよりなにより、自分がさっさと大学卒業しなきゃとも思ったりして、はぁ、何とも感慨深いね。
日常を愛そう!
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