2006-11-28

ジョー

 メゾン ド ヒミコを見た。 メイキングが本当に素晴らしいという話しを聞いていたので借りたんだけど、レンタル用のDVDには入ってなかった。 

 オダギリジョーがものすごくかっこ良かった。 腰とか、ズボンとか、鼻とか、口とか。
後、勿論田中泯も良かった。 柴咲コウも良かった。 音楽も良かった。 でもなんかが凄くphonyだったと思う、思春期の子供のような私。 いや、うそ。 わざと思春期ぶっただけ。
 いつかこういう策略的な感じのする映画だって、一つの大丈夫な物として受け入れる事が出来るのかなあ。 本当に悲しい事、相手を傷つける為に行われる暴力や、いじめ、そういうのを、物語を動かすためだけのハプニングとして使っているように見えて気分が悪くなった。  大抵はそういうことを気にしないんだけど、でもそのとんでもない嫌な落ち込む事をしかけとして使ったのに、最後はそのレベルかい的な虚しさを感じてしまったのですたい。
 でももしかしたらそこがこの映画の個性なのかもしれないから、わかんないけど。 例えば私はリヒテンシュタインが嫌いで、アンディーウォホールが好きなんだけど、洗練さとか知性を重視したら、ウォホールよりもリヒテンシュタインでしょ。 私はそういう感じに結構あか抜けない方向につっぱしってしまう性格だから、この映画が分からないのかも。 「魂見せてないし、ど根性を感じないから」。 わかんないけどね。  


 でも男の子たちの、レイディーをエスコートするためにめかしこんだり、手をつないでベッドに行ったり、そういうチャーミングな所が出ていて良かった。 そういうかわいい男の子たちを結構知ってる。 でも意外と映像とかだと彼らのキュートな自意識とかって無視されていない? こんなにかわいくない生命体は無いってぐらいに、1mmもかわいくない男どもが出ている映画が多い気がする。 嘘なのにね、そんなの。


 村上隆が狂わんばかりに否定していた、途中のミュージカルっぽいパート、確かに変だと思ったんだけど、でもみんなが踊るときに流れた音楽が、尾崎紀世彦のまた逢う日までだったのよ。 これは…、もう何回でも見るしかないじゃない。 映画見終わった後、そこだけリピート。 ふりが覚えたい!(どうぞこれを見ている私の友人たちよ、DVDを借りてきてふりを一緒に覚えて、私と一緒に踊って)

2 comments:

Anonymous said...

メゾン ド ヒミコ、映画館で見たよ。オダギリがセクスイ〜でたまらんよね!(村上隆も興奮してましたね笑。)今度からおけへ行きましょう、そして踊りましょう笑

犬堂一心の映画は、『ジョゼと虎と魚たち』も見たんだけど、キュンとするところもあるし、テーマとしてることも理解できるし実感もわくんだけど、でもなんか、オチがなんかキモチワルイと思ってしまう部分も・・。ジョゼは特に。じんわりくる一方で、陳腐!とも思ってしまったのよね。好きと嫌いが混じってフクザツな気分になりました。満足したけど。それっていい映画ってことなのか。はて。

長くなりました。韓国たのしんで♪お気をつけて(^^)/

Anna said...

オダギリジョーはすごいね!
私は彼がここまでゴージャスな人なんだって気がついてなかったから、本当にびっくりしちゃったよ。 そりゃ村上隆も興奮するさ。

いやはやすごい外見の人がいたものだわ。

韓国はとても素敵。 楽しんでいるよ。
しおねも素敵な卒論を楽しんで。 ついでにお気をつけて!