2012-06-06

引っ越しについて その1

いつか引っ越すんだから、荷物だけは増やさないようにと気をつけながら暮らしてきた。

それでも3年半も同じ街に住むと結構溜まる。

今、そのあまりにも理性的じゃない荷物に立ち向かっている最中。
うんざりよ!

子供の頃の私は典型的な物が捨てられない人だった。
本当にグロテスクなほどごちゃごちゃちまちました物を持っていた。
今思うとそのアニマルな空間や金銭の使い方に
罪悪感で胸が押しつぶされんばかりである。
なにかに呪われていたとしか思えない。
それがもったいないお化けなのか、貧乏神なのか、
キャピタリズムなのか分からないけど、
絶対私は何かに取り付かれていた。

さすがに何回も引っ越しをして、物への執着とか依存、愛着は抜けてきたと思う。
そして自分が物を作り売るようになってから、かなり呪いはとけてきた。
物が作られて売られるからくりみたいなのをよく見ると
物への信仰みたいなのは消えていく。

なので、以前と比べると圧倒的に物は少ない。
それでもやっぱり自分では運べない程度にある。

夢が叶えば今後も繰り返される事になる、引っ越し。
忘れない為にもその記録をしておこうと思う。

全てを好きになるのは不可能

そんな単純な事を、近い対象な程忘れてしまう。 

全てを好きになるのは不可能だし、不自然。

日本関連のニュースや、日本文化、言い回し、考え方、
その中には勿論好きになれない事柄が沢山ある。

そういうものに出会う度に、
「あぁぁ、無理だ…! 無理だ! 嫌だ! 日本住めない!」とパニックになる。

イギリスにもニュージーランドにも、私には許容出来ないから、
意識的にだったり、無意識でだったり、選択して無視している事柄は沢山ある。

同じ事を日本にいるときもすれば良いのだ。
同じ事を、トレーニングして、出来るようになれば良いのだ。

海外にいる時に簡単に出来る事が、日本に帰ると出来なくなるってのは甘えだと思う。


誰も私に「全てを好きになって、全てを受け入れて、全てを喜べ!」なんて頼んではいないのだ。


全てを好きになるのは不可能。


そのことを理解出来ないで、日本に対して変な拒絶反応をもったり、甘ったれた子供みたいな文句を自分が言い出したら、きちんと対応しなくてはいけないな。


2012-06-01

私、頑張った

今日でこのお仕事は最後。 退社、退社。

はぁー! 私、頑張った。

清々しい。

自分自身をギュッとハグして、「頑張ったな!」と言いたいよー!

2012-05-29

勝手に決めてくれるな

同僚にすごく決めつけてくる人がいる。 嫌だなーと思う。
特に私のプライバシーに関して勝手に決めつけて判断してくるところが嫌だ。

先日は「遠距離恋愛なんて絶対上手くいかないよ。 相手が可哀想。」とまで言われた。 とんだ決めつけ。 「遠距離恋愛どころか、ウルトラ近距離の人間とも長期的な関係が築けないお前にとやかく言われるいわれはない」と思いながら「まぁやってみないと分からないから」と答えた。

その同僚とは民族も育ってきた国も年齢も性別もセクシュアリティーも違う。
もーこっちからしたら、相手が何してても倫理的におかしくない限りは判断しない位の距離感だ。 でも相手からすると、まだまだ判断出来る範囲内って気分なんだろうなぁ。 どんだけ君の判断基準は君の中でユニバーサルな設定なんだ。

これまで好きじゃなかった人達には、かなりドメドメなローカルルールを伝家の宝刀かのごとく振り回す奴らが多い。 勝手に相手の世界観の中には、「オラが国のルール内にアンナ収まっているし、アンナもそのルールで動こうとしている」と設定されているのだ。 そして私には私の独自の判断基準があり、その判断基準をあえて君には使っていないという、この譲歩にすらきっと気がついていないのだ!! くっはー! だいきらいだ! そういうやつ!!

この「黙れ、どっかの村の若大将が!」って感じの怒りは、ずーっと東京で育って、日本人の同性の同世代の奴らばっかしと、日本語使ってつるんできた、ちょっと頭の良い自称ご意見番にも向かう。 「君の見てる世界の中には、すっごく残念だけど私の見ている世界は入ってないよ」と思いながらも、目の前のご意見番に訳の分からんローカルルールで判断される時の空しさよ。 はぁ…。 どんだけ、つまんないんだ、お前ら…。

それにしても…、恋人との遠距離恋愛が上手くいくかいかないかなんて、自分の人生が充足するか否かの前ではかなりマイナーな話しだ。 別れる事になっても、その時は「別れた方が自分達の人生は満ちるな」と思った時に別れてるんだから、今よりいいコンディションな訳でしょ? だったら良いじゃん。 何がそんなに問題なの…? なにがそんなに問題なんだよ!


どくどく





東日本大震災の後、ニュージーランドに通常より多い数の日本人が移住して来たように思う。 私が直接会った人もいれば、話で聞いた人の場合もある。

簡単じゃない決断だ。
命を守る事を最優先させた彼らの事をすごく、すごく尊敬する。

そんななか、私は日本に帰ろうとしている。

この選択を後悔するような日がくるのだろうかと思うと怖くて悲しくなる。
私は馬鹿なのだろうか。

今のような考え方だと、例えどんな小さな事でも自分にダメージがおこれば、
日本に帰った事を後悔しそうな自分がいる。
こわい。

2012-05-28

引っ越しでめ組

「あれ、あたし東京で働くとしても、住む場所ないじゃん」と思った瞬間軽くパニックになった。

その瞬間、心の中では火消しのめ組たちが纏を振り回しながら、「引っ越しだー! 引っ越しだー!」と大声で叫んで走り回った。 一人引っ越し火消し状態。 誰とどこでどうやって住むかしか考えられなくなった。 本当に、脳内にめ組たちが走り回っていたよ。
まぁ、今は一人で数日間一頻り慌てた後、結構落ち着いてきて、なるようになると肝が据わってきたんだけどさ。






勿論それはこっちに残る事になる夫にとっても同じである。 私の引っ越し火消し祭りの数日後にそれが訪れていた。 もう、明らかに「誰とどこで住むか」しか考えてないの。

これから訪れる生活の変化を想像しておののきつつも、めちゃくちゃ面白そうと思っているのが伝わってくる。 そうなんだよ、こういうのってほとんど命の祭りだよね。

越境と転職は人生の華だ。 「うおーー!」とわき上がる、この興奮。 本能なのか…? 本能がここまで私達を興奮させているのか? 


2012-05-27

指輪

女の子は指輪が好きだ。
少なくとも、私は好きだ。

今日恋人に「よっしゃ一個指輪でも買ってやるわい」
と言われたので、喜んでほいほい買い物に行った。

一日中いろんな所を見たのに
一個も欲しい指輪がなかった。
それでかなーりしょげた。

なーんかもう世界には私が欲しいものも、
私に似合う物も何一つない気がしてしまったからだ。
「ブー! お前に似合うもんなんてない!」と街中から言われた気分になったよ。

妙な孤独を味わった。

二人ですごく幸せに、それこそ幸せのピークみたいな
感じでやるべき買い物で、1人メソメソしている私。
「次のお店で良いものなかったら、
ミルクシェイクでものんで帰ろうか」と言いながら
とぼとぼ街中のセレクトショップに行った。

で、あったんだよ、一瞬で「これだ!」ってのが。
マルタン・マルジェラのやつ。
さすがマルジェラ裏切らない!
「ユー、これたった今これをミーに買え!」と高らかと宣言し
手に入れてもらった!




五個の指輪が仲良くくっついている。




横にならんでつけてもよし。




縦に並べてつけてもよし。




ぷらぷらと並べてつけてもよし。


なんてお得なんだ…!
しかも薬指に似合うデザイン…!

夫の周りを「ありがとう、ありがとう。」と
小さな蜂みたいにブンブンまわって
イーハーイーハーと大喜びしたよ。

マルジェラの裏切らなさは、すごい。


リマインダー

iphoneのリマインダーに、私生活の小さな目標が入れられている。
その中の何個かは、ニュージーランドにいるから達成出来る事柄だ。

そんなリマインダーをさっき消していたんだけど結構寂しくなった。

全然、「達成出来なかったら死ぬ!」って事柄ではないし
日本でも形を変えて達成出来る事なんだけど
それでもつい最近まで想定していた未来が
どっか遠くのパラレルワールドに移っていく感じは若干切ない。

夫と行けたら良いねと言っていた旅行。
二人で頑張ろうと言いながら設定した貯金の目標額。
健康になろうじゃないかと、決めた運動量。

リマインダーから消しただけで、
また違う形になって戻ってくる目標達なんだけど、ちと寂しかった。


2012-05-26

退職を伝えるのって緊張するよね

今のところ転職に伴う一番大きな感情の波は
上司に退職を言い出す前に来た。

言い出すのがとても怖かったし緊張した。
珍しくガッチガチのヒッヤヒヤになった。
切り出したら、とんでもない事になってしまうような気がしていたのだ。

周りには「きちんと理由を説明したら、相手もアンナの新しい動きを喜んで応援してくれるよ!」と言われたんだけど、なーんか怖かった。

ミーティングまでの時間、私が大学を卒業する頃に書いたブログの投稿を読み返しながら、この仕事を始める以前の自分の姿を見ていた。 変わったなと思うところもあれば、特に成長なかったなと思う要素も沢山あった。 大学を卒業して、仕事を始めるまでの数週間のブログの投稿を読みながら、「一度この感じに戻るのかな」と思うとちょっと嬉しかった。

実際の所友人らに言われた通り、上司に伝えたら、最初は寂しがってくれたけど、すぐ喜んでくれたし、祝福してくれた。

多分、私自身が変化が怖くて、勝手にいろいろと恐怖の対象を広げていただけなのだろう。

その後社内の人達に退社を伝えるメールを送信する時も、後には戻れない感じが伴い緊張した。

いやはや、退職を伝えるのって不思議と緊張するもんですな。

2012-05-25

日本に帰る理由

日本に帰る理由の一つは歯医者。

私は歯医者に行く為に日本に帰る。 勿論、これは理由の一つでしかないけど、かなり大きな理由の一つだ。 奥歯がヤバい。 そしてニュージーランドの歯医者代もヤバい高い。 私は日本で国民健康保険をばっちり使って歯を治す。 日本に着いた日に、成田の公衆電話から歯医者に予約の電話を入れる。

そして日本に帰ったら電動歯ブラシを買う。