2011-10-05

極めた先にあるもの



カープーリングをしている同僚がインド人なので、車内で常にインドの歌謡曲や、ボリウッド映画の曲を聞いている。 違和感感じるのは最初の一週間位だ。 その後は、やけにしっくりくる。

それがなかなかに素晴らしい。 音楽的感覚はアジア文化圏のものだからしっくりくるし、でもやっぱりインドのオリジナルだし、聞いていて楽しい。 とにかくとても音楽的。

上のビデオは世界で一番高度の高い道(ヒマラヤ山頂らへん)で撮影されたらしい。 「ボリウッドの俳優級じゃないとこんな高度で踊ったり出来ない!」と自慢される。 ちなみにここで戦争が出来たのはインドとパキスタンだけで、他の国のへぼぴん兵士だったら、みんなして高山病だから無理らしい。 「良かったね!」としか言いようがない。

山道で飛んだり跳ねたりした後に、今度はチベット人達が沢山住んでいる地域にうつって歌って踊ろう。 それが非常に美しい。 「ああ、ルーツびしばし感じます!あんたらはアジアの父さん母さんだ!」となる。

大自然とかきれいな地方とかで撮影するって良いよね。 外国人ですら楽しめる。 多分インドの人達も、インドは巨大だからこうやって自分と関係がないインドの地方や民族を堪能しているのだろう.

アジア人の若い子が集まると、やっぱりなんだかんだで韓国の芸能人や音楽の話をする。 皆が知っているから、話題にしやすいから。 そして結構マジで、次はインドなんじゃないかと思う。 アジア人の好みを極めた先にある感じがするから。

特にこの曲は良いと思う。 好きだ。 イスラム神秘主義、スーフィーのメヴレヴィー教団の曲調が基礎になっているんだって。 あのくるくる踊る人達! このビデオは膝がっくんってなっちゃう位にダサいので、そこを無視して音楽だけ聞いてみて。(こういう気遣いが必要。) 私は友達とこの曲を大音量でかけながら、ニュージーランドの自然の中を突っ走っているときに、かなりぐっときた。 心の中で、彼らがくるくる踊ったよ。






いいねー! くるくる来るねー! 数学的!

そういえば今こっちでは中華文化ごり押しがすごい。 アメリカ系のブロックバスター映画とかも、中華文化押し押し。 特に子供向けの映画はすごい。 もう育っちゃった世代から偏見をとったり、“憧れさせる”のは難しい。 でも子供は違う。 ちょうど私の世代が日本のアニメとかゲームを子供時代に触れて育ったから、日本に対して抵抗がないように。 今の子供への「世界の半分は中国! ニーハオ!!」って感じにキャンペーンが行われている。 (日本では今隣の国の文化が目立ってうざがられているっぽいけど、もうすぐ大陸が子供に向けてやってくるから、今の状況なんて可愛いもんだよ。)

でもいかんせん、中華文化は「渋い」。 しかも技がまだあまりない。 パンダと武道と武道を究めた先の謎のパワーか竹林。 それに比べてインドのは派手だし、超絶技巧(エンタメの極意を分かっていらっしゃる)から、案外一回プロパガンダ的に子供たちに見せまくったら、ころっと世界のエンタメの覇権を握るのではないかと思う。 特にアジア人の間では常識が近い分、「ああー、わかるわかる!」ってなるんじゃないかなぁと思う。

そうなったら素敵だなと思う。 中国とインドの文化がもっと世界になじんだら、アジアに対する偏見ってずっと薄くなると思う。 そう思わない? きっと楽しい。

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