お久しぶりの人もそうじゃない人も!
元気ですか?
私は元気です。
地震の事で心配してくれた人、どうもありがとう。
たまたま地震がおこった直後が私の27歳(!!!!!!!!!!)の誕生日だったので誕生日のメッセージとともに、結構な数の心配の言葉をかけてもらいました。 本当に、ありがとう。 そうじゃない人も、私といつも友達でいてくれてありがとう。 皆大好き!
私自身は北島にあるオークランドという街に住んでいるので、被害はありませんでした。 たまたまその時はアメリカに出張していたから、本当に、ピンピンと元気よく仕事をしております。 二日前にNZに帰ってきました。
さて本題。
多分皆様ご存知だと思うのですが…、先日私の住んでいるNZの南島にあるクライストチャーチという街でかなり大規模な地震がありました。
クライストチャーチは去年の9月にもM7.1の巨大な地震に襲われていたんだ。 その時はロイヤルストレートフラッシュ的な奇跡が起こり、建物やインフラはダメージを受けたものの、死者は出なかった。
結構マジで、クライストチャーチって、"キリスト様の協会"って名前なだけあって、神様に愛されてる?アマデウス?と国家レベルでこの奇跡に胸を撫で下ろしたのですが、しかし、とんでもない事に、先日M6.3の直下型、そして震源地が非常に浅い地震がおこりました。
これってとんでもない悲劇だよ! 多くの建物が前回からの地震のダメージを修理でききっていないところで、エネルギー的には阪神大震災と同じぐらいの地震を受けたから、無惨としか言いようがないよ。 街が壊滅してしまった。
そして日本でも報道されていると思うけど、とても沢山の方が亡くなった。
ちょっとした背景説明なのですが、NZは人口が400万人をちょっと超えたぐらいの、日本でいうと横浜市よりちょっと大きい規模の国なんだ。 小さい上に、世界で一番隣国が遠い国でもある。 しかも隣の陸地は、オーストラリアと南極。 オーストラリアも天災ばっかり最近おこって満身創痍だし、南極は…、孤独はいやしてはくれない。
なので、どこの街を拠点にして仕事や生活をしても、常に人同士の交流が盛んにある。 じゃないと何も機能しないんだ。 大きいと言われている市でも横浜市の区ぐらいの人口規模だからさ。
私も日々一緒に仕事をしているとても大切な関係の人達や、学生時代の友人たちがクライストチャーチに沢山住んでる。 また私の周りの人達も皆、なんだかの形でクライストチャーチとの関係を持ってる。
横浜の区同士が協力し合うような感じで、いつも、常にお互いと関係し合いながら生活している。
NZの"存在感がないことだけが存在感"っていう現首相が、被災者に向けて、今回はっきりと良いスピーチをしたんだけど、その中に"On behalf of New Zealand let me say to all of you: We feel your pain, as only a small nation can, for none of us feel removed from this event./ニュージーランドの代表としてみんなに言わせてもらう:君の痛みを私たちは感じているよ。小さな国家だからこそ、だれも、この出来事から自分は関係ないとは思っていない"という言葉があった。 まったくもってそうで、結構マジで、I feel their painな感じになっています…。
例えば常に仕事を一緒にしている写真家は、今回の地震で家とスタジオとオフィス全てが全壊し、仕事道具も含めて全てを失う結果になった。 オークランドでの身近な人達の中には、まだクライストチャーチにいる親戚や友人と連絡がとれていない人達もいる。 新しい情報を知る度に、心がどんどんと冷えていって、単純に大泣きしたくなるんだ。 うわーんって。 被災した人達と自分の関係が生々しい分、相手が痛みを受けているその姿を思うだけで泣けてくる。
首相が"All New Zealanders have a piece of our heart in Christchurch."とも言っていて、これが本当にごもっともで驚いた。 いつもは小馬鹿にしていたクライストチャーチなのに、実際こういう事がおこってみると、"全てのニュージーランド人の心の一部がクライストチャーチにある"ってのがすごく的確だって分かるんだ。 ニュージーランド人じゃない私の心の一部も、やっぱりいつも、常に、クライストチャーチにあったんだ。 だから痛い。
同時にさ、私今回アメリカにいる間にこれがおったじゃん、そうしたら会う人会う人に、「お前NZ訛だな! 大丈夫か? どの街から来たんだ?!」って言われたよ。 「募金するよ」とも沢山言われた。 地震があった日は、私がもしかしたらニュースを知らないのかもと思った人達に、ものすごく心配されて遠慮されながら、「あのニュースの事しってる?」って言われたりした。 勿論、日本の友達もいっぱいメールくれてありがとう。 距離が近くなくても、逆に距離が近くないからこそ持てる、優しさと余裕があるんだなと痛感した。 これって凄いことだよね! 人って優しい!
NZからは痛みを感じて、他の人達からは人道を感じた。
お前は回し者かってぐらいに、存在感の無い首相のスピーチの引用を続けるんだけど、彼が"この国は被災者の真後ろに立って、僕たちの持っている力を全部使って君たちを支える。 そして世界は僕たちと一緒にいる。 近所のオーストラリ人やイギリスやアメリカの友達、世界中の偉大な国々が、君たちの車輪をまたまわすために肩を並べてくれている。"って言っていて、結構個人レベルでそれを感じたし、それを信じたい。(オーストラリア人はただの近所の人で、友達はイギリスとアメリカなんだなという、この微妙な言葉遣いに、ちょっと吹き出しつつも。)
NZの政府もすごく頑張っている。 世界中の協力を受けながら、被害を最小限にしようとしている。 医療現場の友人たちは、クライストチャーチに送られたり、重症の患者をオークランドに向かい入れて、すごい勢いで仕事をしている。 看護士の友人たちも、身体だけじゃなく、精神的なダメージを癒すために、沢山のプログラムをやっている。 私の友達も沢山献血しているし、様々な形で寄付をしている。
首相が被災した人達に対してスピーチで言った、"On behalf of the Government, let me be clear that no one will be left to walk this journey alone. New Zealand will walk this journey with you. We will be there every step of the way./政府の代表として、この事は明確にしたい。誰1人としてこの旅路を、孤独に歩く人はいない。ニュージーランドはこの旅路を君と歩く。君の歩く全ての道のりで僕たちは一緒にいる。"ってのを、実行するために頑張っているし、実行させるために被災しなかった人達も協力して、アテンションを払っている。 被災した人達の傷を最小限にしようとしている気配は、ひしひしと感じる。
でも同時に、胸が張り裂けそうな人達や、身体が傷つけられた人が多すぎて、優しさはどれだけあっても、ありすぎる事にはならないなと思わさせられるような、悲劇的な情報が沢山流れてる。
そう、だから、出来れば私の友達であるみんなにも、なんだかのアクションをしてもらいたいんだ。
まず自分自身が被災したらどうなるかってのをシュミレーションして、自分の為に必要な物や(eg薬、コンタクトレンズ、水)落ちて来たら危険な物を棚からどかしたり、仕事場で被災した場合の家への帰り方なんかを考えてもらいたい。
そして自分が被災した場合に、他人にやってもらいたい事を、是非、今被災している人達にやってあげてほしい。 例えば募金とか。
以下のところから募金ができる様子↓
【オンライン募金】
・ インターネット募金「ニュージーランド地震救援金」 (Yahoo!ボランティア)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1301020/index.html
・ 日本赤十字社(銀行振込でも受付)
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002021.html
・ Salvation Army(ニュージーランド救世軍)
http://www.salvationarmy.org.nz/giving-back/donate-online/disaster-appeals/canterbury-earthquake-appeal/
・ New Zealand Red Cross(ニュージーランド赤十字 ここがクレジットカードで簡単に募金ができる)
http://www.redcross.org.nz/donate
(この募金リストは、このサイトからコピペした。 日本語で情報がまとまっているページだから是非見てみて。 http://greenz.jp/2011/02/24/nz_earthquake/ )
ただ、ちょっと考えてくれるだけで良いんだ。 何が出来るかを、何がされるべきかを。せっかく、私という子を通して、NZとも若干の縁がみんあある訳だし。
心配してくれた人もどうもありがとう。 優しさいたみいる。
アメリカからNZに帰ってきた日は、本当にびっくりした。 新聞の紙面の背景が真っ黒に塗られていて、亡くなった人達の顔写真が一面にずらっと並んでいるの。 本当に心が痛いよ。 誰1人として、「この人って地震で死にそう」なんて顔をしていないんだ。 本当に、本当に、そこらへんの普通の人達。 それを見て、また胸がぐしゃっとなった。 私だったかもしれないし、あなただったかもしれない。 なんて悲しいんだろう。
でも泣いていても仕方ないから、強くいなくちゃなと思う。
そして日本でも報道されていると思うけど、とても沢山の方が亡くなった。
ちょっとした背景説明なのですが、NZは人口が400万人をちょっと超えたぐらいの、日本でいうと横浜市よりちょっと大きい規模の国なんだ。 小さい上に、世界で一番隣国が遠い国でもある。 しかも隣の陸地は、オーストラリアと南極。 オーストラリアも天災ばっかり最近おこって満身創痍だし、南極は…、孤独はいやしてはくれない。
なので、どこの街を拠点にして仕事や生活をしても、常に人同士の交流が盛んにある。 じゃないと何も機能しないんだ。 大きいと言われている市でも横浜市の区ぐらいの人口規模だからさ。
私も日々一緒に仕事をしているとても大切な関係の人達や、学生時代の友人たちがクライストチャーチに沢山住んでる。 また私の周りの人達も皆、なんだかの形でクライストチャーチとの関係を持ってる。
横浜の区同士が協力し合うような感じで、いつも、常にお互いと関係し合いながら生活している。
NZの"存在感がないことだけが存在感"っていう現首相が、被災者に向けて、今回はっきりと良いスピーチをしたんだけど、その中に"On behalf of New Zealand let me say to all of you: We feel your pain, as only a small nation can, for none of us feel removed from this event./ニュージーランドの代表としてみんなに言わせてもらう:君の痛みを私たちは感じているよ。小さな国家だからこそ、だれも、この出来事から自分は関係ないとは思っていない"という言葉があった。 まったくもってそうで、結構マジで、I feel their painな感じになっています…。
例えば常に仕事を一緒にしている写真家は、今回の地震で家とスタジオとオフィス全てが全壊し、仕事道具も含めて全てを失う結果になった。 オークランドでの身近な人達の中には、まだクライストチャーチにいる親戚や友人と連絡がとれていない人達もいる。 新しい情報を知る度に、心がどんどんと冷えていって、単純に大泣きしたくなるんだ。 うわーんって。 被災した人達と自分の関係が生々しい分、相手が痛みを受けているその姿を思うだけで泣けてくる。
首相が"All New Zealanders have a piece of our heart in Christchurch."とも言っていて、これが本当にごもっともで驚いた。 いつもは小馬鹿にしていたクライストチャーチなのに、実際こういう事がおこってみると、"全てのニュージーランド人の心の一部がクライストチャーチにある"ってのがすごく的確だって分かるんだ。 ニュージーランド人じゃない私の心の一部も、やっぱりいつも、常に、クライストチャーチにあったんだ。 だから痛い。
同時にさ、私今回アメリカにいる間にこれがおったじゃん、そうしたら会う人会う人に、「お前NZ訛だな! 大丈夫か? どの街から来たんだ?!」って言われたよ。 「募金するよ」とも沢山言われた。 地震があった日は、私がもしかしたらニュースを知らないのかもと思った人達に、ものすごく心配されて遠慮されながら、「あのニュースの事しってる?」って言われたりした。 勿論、日本の友達もいっぱいメールくれてありがとう。 距離が近くなくても、逆に距離が近くないからこそ持てる、優しさと余裕があるんだなと痛感した。 これって凄いことだよね! 人って優しい!
NZからは痛みを感じて、他の人達からは人道を感じた。
お前は回し者かってぐらいに、存在感の無い首相のスピーチの引用を続けるんだけど、彼が"この国は被災者の真後ろに立って、僕たちの持っている力を全部使って君たちを支える。 そして世界は僕たちと一緒にいる。 近所のオーストラリ人やイギリスやアメリカの友達、世界中の偉大な国々が、君たちの車輪をまたまわすために肩を並べてくれている。"って言っていて、結構個人レベルでそれを感じたし、それを信じたい。(オーストラリア人はただの近所の人で、友達はイギリスとアメリカなんだなという、この微妙な言葉遣いに、ちょっと吹き出しつつも。)
NZの政府もすごく頑張っている。 世界中の協力を受けながら、被害を最小限にしようとしている。 医療現場の友人たちは、クライストチャーチに送られたり、重症の患者をオークランドに向かい入れて、すごい勢いで仕事をしている。 看護士の友人たちも、身体だけじゃなく、精神的なダメージを癒すために、沢山のプログラムをやっている。 私の友達も沢山献血しているし、様々な形で寄付をしている。
首相が被災した人達に対してスピーチで言った、"On behalf of the Government, let me be clear that no one will be left to walk this journey alone. New Zealand will walk this journey with you. We will be there every step of the way./政府の代表として、この事は明確にしたい。誰1人としてこの旅路を、孤独に歩く人はいない。ニュージーランドはこの旅路を君と歩く。君の歩く全ての道のりで僕たちは一緒にいる。"ってのを、実行するために頑張っているし、実行させるために被災しなかった人達も協力して、アテンションを払っている。 被災した人達の傷を最小限にしようとしている気配は、ひしひしと感じる。
でも同時に、胸が張り裂けそうな人達や、身体が傷つけられた人が多すぎて、優しさはどれだけあっても、ありすぎる事にはならないなと思わさせられるような、悲劇的な情報が沢山流れてる。
そう、だから、出来れば私の友達であるみんなにも、なんだかのアクションをしてもらいたいんだ。
まず自分自身が被災したらどうなるかってのをシュミレーションして、自分の為に必要な物や(eg薬、コンタクトレンズ、水)落ちて来たら危険な物を棚からどかしたり、仕事場で被災した場合の家への帰り方なんかを考えてもらいたい。
そして自分が被災した場合に、他人にやってもらいたい事を、是非、今被災している人達にやってあげてほしい。 例えば募金とか。
以下のところから募金ができる様子↓
【オンライン募金】
・ インターネット募金「ニュージーランド地震救援金」 (Yahoo!ボランティア)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1301020/index.html
・ 日本赤十字社(銀行振込でも受付)
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002021.html
・ Salvation Army(ニュージーランド救世軍)
http://www.salvationarmy.org.nz/giving-back/donate-online/disaster-appeals/canterbury-earthquake-appeal/
・ New Zealand Red Cross(ニュージーランド赤十字 ここがクレジットカードで簡単に募金ができる)
http://www.redcross.org.nz/donate
(この募金リストは、このサイトからコピペした。 日本語で情報がまとまっているページだから是非見てみて。 http://greenz.jp/2011/02/24/nz_earthquake/ )
ただ、ちょっと考えてくれるだけで良いんだ。 何が出来るかを、何がされるべきかを。せっかく、私という子を通して、NZとも若干の縁がみんあある訳だし。
心配してくれた人もどうもありがとう。 優しさいたみいる。
アメリカからNZに帰ってきた日は、本当にびっくりした。 新聞の紙面の背景が真っ黒に塗られていて、亡くなった人達の顔写真が一面にずらっと並んでいるの。 本当に心が痛いよ。 誰1人として、「この人って地震で死にそう」なんて顔をしていないんだ。 本当に、本当に、そこらへんの普通の人達。 それを見て、また胸がぐしゃっとなった。 私だったかもしれないし、あなただったかもしれない。 なんて悲しいんだろう。
でも泣いていても仕方ないから、強くいなくちゃなと思う。
泣きたいのはクライストチャーチにいる人で、私は支える側なのだから。
長いのを読んでくれてありがとう。
じゃあまた!
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