2011-03-03

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話しはがらっと変わるんだけど、日本人のジャーナリストがNZでプロフェッショナリズムにかけた態度をとっていたって話しを聞いた。 この場合欠けていると言われたプロフェッショナリズムは、自分自身がいる場所での優先順位の理解と配慮だったのだと思う。 結果として、逮捕されたり、プレスパスを取り上げられたり、地元のNZ人達が日本人被害者の家族を"日本のパパラッチ"達から守る為に動いたぐらいに嫌な行動を取っていたらしい。

初めその事を知った時は、かちんと来た。
文脈読めよ、それこそ「空気読めよ!」って。

でもその後すぐに、そこだけに日本の人達のアテンションが注がれるのは嫌だなと思った。 同族嫌悪にのまれてほしくない。 それだけじゃないんだよとすごく言いたい。

一般的なNZでの海外プレスに対する印象は、とても好意的なものだと思う。 先日もニュースサイトの一面に、日本から来たジャーナリストが現地の教会で、被災した人達に対してどれだけエンパシーを感じているかとスピーチをしている映像が出ていた。 世界中の人達が自分達を助けてくれている、勇気をわけてくれている事実の方が、被災地でパパラッチしている奴らがいるっていうよりも、注目されている。 そして、感謝されている。 善意をひしひしと感じている。

日本の一部のマスコミがネガティブな行動を取っている事に気を取られるよりも、自分達の行っている善意やサポートがNZを今支えている事を誇りに思ってもらいたいと思う。 そこに注目をして、そして次に繫げてもらいたい。 批評をする事も、改善を訴えかける事も大切なのは勿論の事だけど、でも、それ以上に、自分が人をサポートできている事、ポジティブな事で人びとの記憶と心に残っている事を誇りに思ってもらいたいなと思う。

ネガティブな事を批評するのと同じぐらい、自分達が出来た事、人を支えられた事を誇りに思う事で次の行動をよりよく出来ると思うんだ。

少なくとも私の日本の友達が送ってくれた温かい言葉や、募金とかの事を考えると、本当に自分の取った行動を誇りに思ってもらいたいと思う。

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