長ーいインタビューを、研究対象にしている市の都市計画課の方々にした。 丁寧につきあって戴けて感謝。 日本の都市計画の方法をプラクティカルなレベルで理解できたのは良かった。 これでボスの研究はちょっとは進むのではないだろうか。
それにしても通訳は得意じゃない。 何語でもどもる私にはちょっとした拷問だ。 二時間ぶっ続けてでボスと都市計画課の人の間に入り、言葉を変換していったら経験したこの無い混乱を最後得た。 頭がこんがらがるってこういう事かと思った。 なんかねぇ、頭の中の回路がぐっちゃぐちゃになったの。 そして目をつぶるとそのこんがらがったぐちゃぐちゃした回路が見えた、ような気がした。 しかも都市計画なんて専門外も良い所の話しだから、聞きながら学んで、それを他の言葉に直してってので、いい感じにこんがらがったわ。 でも興味はある領域だからやって良かったと思う。 すっごく面白い話しだったし、日本側とボス側の話しの噛み合なさっぷりからお互いがどう違うスタンスに立っているのかを客観的に見れて一番得した気分。
仕事が終わった後、イタリアで建築の勉強をしているブラジル人の友達が日本に到着したので合流して、みんなで渋谷でご飯を食べた。 頑張ったとしてボスがおごってくれた。 ものすっごく美味しい焼き鳥だった。 ほっぺたが落ちるかと思った! それにその久しぶりに会うイタリア系ブラジル人の男の子がチャーミングすぎて、余計にご飯を美味しく感じた。 久しぶりに男の子に会った感じがした。 十回以上食事とかをしていて、本当に親しい友達ってのは異性度がどっかに飛んでいく。 自分に対しての性の対象じゃなくなっていく。 日常的に一緒にいる人には圧倒的に男の子が多いけど、でも色気とかがお互いにないし、関係が近すぎてワクワクした感じとかない。 「そうか、あんまりよく知らないけど、魅力を感じる男の子と一緒に過ごすってこんなに楽しいことだったんだ!」って懐かしくなった。 そういう瞬間って世界が素敵。
帰り道でよしもとばななの"みずうみ"を読んだ。 ジャケ買い。
人と人が近づく時、お互いの肌の下に入る時、驚くべきほどの恥と弱さを示さなくてはいけない。 優しさや真心や温かさとかっていう相手に捧げたい愛情の溢れる湖には、意外な程過去のコンフレクトや恥ずかしさや弱さもたゆたっているからだ。 そして私はそれを直視するのは、あまありにも死に近い感じがして恐ろしくて苦手だ。 でも恋愛ってそういう悲劇的な面とか、おぞましさと本当は切っても切れないもんなんじゃないかと思う。 そんな事が淡々と丁寧に書かれている小説で面白かった。
それにしても今日は長かった。 泥のように寝ようと思う!
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