最近始まったアメリカのドラマ、Girlsが面白い。
すごく見慣れた眷属が主役のドラマだ。
80年代後半に産まれて、「のびのび好きな事をやって育つのだ。 才能を開花させるのだ。」って言われて育った世代が社会人になった様子が描かれている。
下手すりゃ自分すらその眷属に含まれてしまいそうで、恐れ戦きつつ見入ってしまった。
登場人物は皆へなちょこ。
文系の大学を出て、大学を卒業する頃にリーマンショックがおこり、上手く就職出来なかった若年層が映し出されている。 その中でも、大学を卒業した後も、子供は夢を叶える為のインターン(給料無し)なんかをしているようなタイプの女の子達が主人公。 作家になりたかったり、ギャラリーで働いたりしているよう彼女達は、結果今でも親からの全面的な経済的サポートを受けながら生活している。 「社会が悪いのか、お前が悪いのか」ってのが、微妙に50:50な雰囲気の人達だ。
画面はものすっごく白い。 白人しか出てこない。
でも人種は違えど、話の内容としては結構日本の同世代にも被る。
自分の属している経済圏が縮小していく過渡期で、思い描いていた人生と現実に困惑している世代の人達の物語に見ようと思うと見えるから。
子供時代はリッチな社会グループにいたのに、気がついたら自分自身の属している社会グループがなんだか転がり落ちて行っていて、そんな事予見していなかった自分も一緒に転がり落ちる感じは見ていて痛々しい。
って言いつつも、いつの時代もへなちょこな奴っていたから、まぁ、普遍的って言えば普遍的なへなちょこ野郎達の物語。
自分ではへなちょこなつもりはないんだけど、実際の所私もかなりへなちょこ。
見ながら思わずうめき声を上げてしまう。
はぁ、とりあえず見続けようっと。
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