2012-03-12

奇跡だった

東日本大震災から一年が過ぎた。

一年前の今日、2011年3月12日、
私はこちらで日本のテレビを見ていた。
原発が水素爆発した様子をただ呆然と眺めていた。 
その時は一年後をどう迎えるかなんて全く想像できなかった。
単純に次の日がどうなるのかすら分からなかった。

2012年3月11日。
多くの日本に住んでいらっしゃる方々が
静かに祈りの一日を過ごせた事は
私がしたどんな楽観的な想像よりも奇跡だった。

ものすっごい努力が影であったのだろう。
命を、沢山の人がかけたのだろう。

日本の人達は自分に厳しいから
現状に対して好意的な事はあまり言わない。
意見を聞かれたら批判的な事を言う。
志が高くて素晴らしい事だとは思う。
こちらの新聞にも日本の方々が言った、
自分たちに対する厳しい言葉が沢山載っていた。
この厳しさが、日本の底力で、日本が大倒れしない理由なのだろう。

でも端から見ているとそんな人達みんなの一人一人の手を握って、
「そんな事ない、あなたは本当に頑張っている。誰もが知ってる。あなたの足跡全てが尊い。」と言って回りたくなる。 

この一年、
地震と津波で国土が暴力的に破壊されて、
大切な社会の人達が沢山亡くなったのに、
アホな原発事故がおこり
ただ悲しみに身を寄せて泣く事も出来ない
辛い状況に日本の人達は置かれていた。

しかもその中で復興の狼煙を上げて。

鎮魂さえ許されない、そんな破壊の中に身を置かなくてはいけない人達の事を想うと、胸が潰される。 日本の中にいた人達が一年かけて通過した忍耐は想像もできない。

家族、全ての友達、
そんな私の大切な人達を守ってくれた社会の人達、
みんなに、頑張ってくれて生き抜いてくれてありがとうと言いたい。
いやー、本当に皆頑張った!

個人的に知っている人達皆
こんなに頑張っているところ
見た事なかった。

何よりも東北の人達、
本当に、本当に、本当に、
頑張ってくれてありがとう。

あなた達が残している足跡が
本当に尊い物だと皆が知ってる!

復興元年。
ひたすら復興しよう。

No comments: