2009-10-19

Joy Division

 昔、当時大好きで大好きで頭が割れそうだった相手とビールを飲んでいた時、彼が冗談で「家に帰ってJoy Divisionとかを聞いているような奴は最悪だ」と言った。 

 多分あまりにも神格化されすぎている彼らの存在を馬鹿にする事で、思春期のナイーブさとか神経の弱さとか、若さ故の耽美さをけなしたのだろう。 「そんなに繊細にはやってけないよ。 未だにそんなに繊細な人なんてもういない。」ってのりで。 そして私に同意を求めた。 でも、私はいつも家で真夜中の庭にスピーカーを出して、同居人とジンを飲みながら大音量で本当にJoy Divisionをかけていたので、がちょんとなってしまった。 

 なので「この男はどうしてこうもださいのか」と結構相手に対して冷たい心を持った。 「そんな事言うお前が最悪だ」と言う位しか出来なかった。 でもまあ勿論そういうださいところを含めて大好きだったのだけど。 



 今朝から電車通勤になった。 電車の中でずっとJoy Divisionを聞いていた。 あまりの素晴らしさ、音の美しさに涙が出そうになった。 それでやっぱり私はなんて言われようがJoy Divisionが好きだと自分自身で深く納得。

 職場で上司がいない事を良い事にNew Orderもかけまくる。 上司はいなかったけど客をつれた社長に部屋に入ってこられて気まずかった。



 私はこの時期の音楽がとても好きだ。 元々好きだったんだけど、これほどまでに好きになったのは、完全に去年までの同居人の影響。 友達として彼と過ごした時期はとても楽しかったから、やっぱりめちゃくちゃ影響されている。 日曜日の朝、二人とも起きたら庭で植物に水やりをやりながらThe Smithを聞いた時間を超える気持ちのいい時間はまだ訪れていない。 私たちは本当に良い友達だった。

 私の連れ合いは、昔私が好きだった人のように、この時期の音楽を「ナイーブすぎるしシニカルすぎる」として全く相手にしない。 なので部屋で私が大音量でThe Smithをかけていると、音量をしぼられる。 多分、そういう人が私は無意識で好きなんだろう。 それでも、ナイーブに「いつか趣味が全部合致する人と巡り会えるはず」とかって思ってる。 でも趣味が合う人ってパートナーっていうよりも、友達になっちゃうよね。


 後、Joy Divisionはアルバムのアートワークが本当に良い。 








お引っ越しの後のお片づけ

 今回の引っ越しも早く終わった。 その日の朝に荷物を詰め始めて、夜には新居に全部荷物があった。 今の私の荷物の量は、一般乗用車の荷台と後部座席をなんとなーく埋める位。 一般的な人々の所持品と比べて多いのか少ないのか分からないんだけど、個人的にはもっと減らしたい。

 本当に7ヶ月前に行った前回の引っ越しの時と比べて、二倍以上の荷物になっていた。 前はスーツケースと段ボール一個ぐらいだったけど、今回はウェリントンの時の荷物も合わさって、もうわっさわさ。 「こんなに物を持っている自分が強欲で不気味な奴に思える」と非常に恥じ入る。 ただ今回は比較的捨てた物が少なく、ちゃんと必要最低量で無駄無く暮らしているんだなと実感できて、自分も生活の仕方をだんだん学習してきているのかなと嬉しかった。 荷物が増えた事に対してうんざりしたけど、でも考えてみるとそれでもやっぱり必要な物が増えているので仕方なしとする。

 そして車に積まれていく自分の荷物を眺めながら「この荷物と、銀行口座に貯めている雀の涙のような貯金が私の全財産なんだよなあ」と、変な感慨を憶えた。 引っ越しってこういうのが目に見えるので気持ちがいいですね。 持ち物の量(及び貯金)は少ないけれども、無駄な物を持っていないし、質が悪い物も持っていない。 今はこれで良しとする。

 引っ越しの前には「義父ちゃん、義母ちゃんにこれで判断されたらどうしよう」とあわあわした。 連れ合いに「荷物の量でそんなに独断的に色々善悪の判断する人は君位だから心配すんな。」と励まされる。 そして引っ越しを全部相手側の家族にやってもらう。 本当は心配するべきポイントはその相手の家族への依存度な気もするのだけど、そこはまあプレゼントって事で、有り難く頂戴。

 そして引っ越し先は楽器ばっかりの倒壊寸前の一軒家。 ごそごそと部屋の一番奥に居を作る。 生まれて始めて、音楽中心な家に住む事になった。 不思議な感じ。 これまでと全然ルールが違う! 音楽ってこれまであんまり関係がなかったからなかなか新鮮。

Beyonce

この女性は世界最強だと思う。 この美しさ!! ビヨンセの悪口だけは私の周りで聞いた事が無い。 どんなタイプの人も「あの女は世界最強」と言う。 そんなところが世界最強。 もう、私的には史上最強。 ビヨンセ!! ビヨンセ!! 一生に一度でも良いから、ビヨンセのコンサートに行きたいです。





この体! この動き、この声。 さいっきょう。

2009-10-14

お引っ越しアゲイン

 またまたお引っ越しです。 今年に入って、四件目。 落ち着きないね! 産まれてから何件目の家だと考えてみたけど途中でカウントできなくなったからやめた。

今回は連れ合いが音楽のスタジオに使っていたボロな一軒家(本当に、ありえんぐらいにボロい)に引っ越す事になった。 ぼろぼろな家過ぎて、いっそ可愛いわ。 家中の窓にカラフルなセロファンが張られている。 




自分史上最強なあばらや生活だと思って、戦々恐々としていたんだけど、考えてみたらイギリス時代は本当の掘建て小屋に住んでいたので全然余裕だと気がついた。 案外しっくりくるかも。

そんなこんなで家の内装をどうしようかなあと考え中。 agnes bが内装をデザインした大阪のマンションの色彩を持ち込みたい。 本当に傑作なインテリアだから。 興味がある人はこのサイトを見てみて。 めちゃくちゃ綺麗なの!! こういうふっくらとした色がいっぱい使いたい。 モダンデザイン(ドイツとか日本とかイタリアとかの…)は今回は避けたい。 BauhausにはNein!!! ああいうデザインは年取ってからでも十分だと私は思う。 家の中を観葉植物でいっぱいにして、そしてリッチな色彩を沢山持ち込む。 これが目標。


目標を達成した暁には、ここでまた発表します。 まあ、実は後二ヶ月位したらまたここも引っ越しなのですが…。 引っ越し、大好き。 ちょっとだけやけっぱち。

これが今住んでいて、今度引っ越す我が家。 生まれて始めてのアパートメント暮らしで興味深い経験になりました。 築百年以上のレンガ作りの長屋を現代風に改装したアパートだったんだけど、最初は個性があって良いかなあと思っていたレンガの壁にだんだんと「俺は刑務所の中にいるのかよっ!!!」ってムカつきを憶え始め、引っ越しを決心。 レンガは私の性格にあわん。 コンクリもあわない。 木か漆喰とかっていう水気のある素材じゃないと、どっかが決定的に乾くんだよ。 もし友人の家がこういうスタイルだったら普通に好きだろうけど、実際自分が長期間住むとなると難しかった。 こういうのって本当に好みが出るよね。 







育った環境ってでかいなと思うんだけど、私別荘とかプチ田舎暮らし的な不便にはある程度耐えられるんだけど、新興住宅地とか都会のアパート的不便に耐久力がな。 音たてずに暮らすとか、部屋が狭いとか、海にすぐ行けないとかってストレスになる。

日本に住んでもいないくせに日々チェックしている、私の大好きなサイト「稲村ケ崎R不動産」にて”昭和初期に開発されたニッポンの林間住宅地「鎌倉山」、一区画がやたら大きくて自然の地形そのままに建てられたユニークで閑静な森エリア、お金持ちもたくさん住んでます。 ただここに暮らすには体力と自ら望んで不便さを求める前向きさが必要かも。階段・傾斜地は当たり前、停留所でじっとバス待ちなど、なかなか精神・肉体両面が鍛えられる素敵な地帯です。”と紹介されているニッポンの不思議スポット出身の私は、若干頭のねじの緩んだピューリタンのような「不便だからよろしい。 森だからよろしい。 夜中に大音量で音楽がかけられるのならば文句は言うまい。」的精神を親から受け継いでしまっているのよね…。

自動車教習所の最後の最後のレッスン「その地域で一番難しい場所のドライブ」にて見事に実家の前を走行させられました。 教官に「こんな原始林みたいな所よくわざわざ金だして住む人がいるよねぇ。」と言われ、まさかそこが自分の家とは言えず「よっぽどのマゾですね…」と返事をしたよ。

ってまあ、悲しい過去はさておき、とりあえず引っ越してきます!
ケイスケが教えてくれたサイトに、最近滅多に聞いてなかったジャンルの音楽がのっていた。 マジで胸が洗われたような気分になったよ! オプティミスティックな音楽万歳!








たまには、すごくいい。


さてさて、The Smithというバンドを知ってますか? 80年代のイギリスで活動していたロックバンドです。 別に知っていても知らなくても全然構わないのですが、まあ、多分知っていると若干人生に潤いがもたらされるよね。

アンドロジナス

2009-10-13

どんどん

オークランドの図書館内にある日本語セクションに、大塚千野さんの「青春ロンドンどんどん」があった。 イギリスの同じ学校出身という事で、10年ぐらいにこの本を読んだ事があって懐かしくなり手に取った。

この本には彼女の16歳から22歳までの、サマーヒルを卒業しててからのロンドンでの生活の記録が載っている。 私がこの本を読んだ頃は、まだサマーヒルにいた14歳とかの頃で「学校を卒業したら、こんな感じの生活をするのかなあ」とぼんやりと思いながら読んだ。 ちょっと大人の話しだと思っていたのね。

しかしもはや私はこの本のなかに出てくる千野ちゃんよりも年上。 今回はまたちょっと違う視線で読めた。

前回と今回、共通して思った事の一つは、彼女の爽やかさと気持ちよさ。 文章を読んでいるだけで、その人の気持ちの良さが伝わってくる。 母校自慢じゃないけど、気持ちの良い人間を育てる事に関してはかなーーーり優れている学校だったので、これでもかってぐらいに面白くて気持ちの良い子達に囲まれてきた。 そしてやっぱりこの本から感じた著者の雰囲気にも同じ要素があった。 どっか、まっすぐで簡単なのね。 一緒にいると、温かい明かりとか、気持ちがいい風に吹かれている気持ちにさせられる、自分の友達たちを思い出した。 読んでいてとても気持ちがよかった。

今回読んでいて特に感じたのは、例えば同じような経験でも、私が見逃した事を細かくきれいに描写していることに気がついた。 それがとても面白かった。 多分心理的には色々あっただろうし、感情的な流れも沢山あっただろうけど、あくまでも視線とか考えが外の世界と繋がっていて、そこを描写しているんだよね。 多分、彼女ぐらいの年齢の女の子に自分の記録を書けって言われても、彼女のように外側の事を書けないんじゃないかなあと思った。 少なくとも私の場合は25超えた今でもそう。 すぐ自分の内側の流ればっかり人に伝えたくなっちゃう。 本当はたっくさん面白いことや、人に興味を持ってもらえるような事が身の回りに起こっていて、それを私は共有できるはずなのに、どうしてもお手軽な内側探索に行っちゃうんだよね。 そういうのださいからやめようって思った。

そして、もう一つ彼女の成熟さに驚いた。 彼女はアクティブで、寛容で、独立していると思う。 多分ある面においては自分もそうで、気がついてないだけで成熟している面もあるんだろうなとは思う。 そういう人達が多い学校だったし、それは教育方針がうんたらってのと同時に幼い時期から外国で親元を離れて住むっていう環境がそうさせているから。 ただ自分が当時「この年齢はこういうことをするよね、考えるよね」って思っていた事が、実際文字になって本に載っていて、それをその年齢を過ぎた後に読み返すと、「なんて早熟なのだ」と驚かさせられた。 なんかすっごい楽しそう。

今たまたま私は、勿論焦ったり萎縮したりっていうのは無しで、でも頑張ってパートナーとの事に関して成長している。  端から見たら、きっと「何そんな事にびびってんの?」って事でもいちいちびびっている。 そういうびびりに対してすっごくいい感じに背中を叩いてもらった気がした。 成熟していたら、自分が環境とインタラクティブな関係を持てる。 子供のひたすら無邪気な楽しさと同じぐらいに、そういう楽しさには価値があると思う。 

すくすくいきたい。 逃げも隠れも無く、束縛とかオブセッションとかを持ちたくない。 思いの強さよりも、絆の強さの方が絶対に重要。 まっすぐで簡単な関係でいられるような成長を毎日したい。 毎日働きかけ合いたい。 ちょっと状況にのまれそうになっていたパートナーとの関係に対して、ちゃんと手綱を持ち直したような気分になった。

とても良い本なので、チャンスがあったら読んでみて下さい。 では、では。

2009-10-10

三人の男の子たちの会話を聞いていた。 三人中二人が最近恋人と別れたばかりで、1人はまだ一緒。 私はその女の子たちとも友達。 

別れたばかりの1人が「次は岩盤のごとく安定している女の子と付き合いたい」と言っていた。 彼とこの前のガールフレンドの関係は彼女の方が彼を頼ってばっかりで、彼は頼れなかったそうだ。 それが辛くて別れたらしい。

もう1人の子は「どんな女の子でも問題を抱えている」と断言していた。 「女ってのはみんなモンスターライクだ」としみじみと。 

下手すりゃ簡単に女の子ってのは問題を抱えている弱い存在にさせられるよなあと聞きながらしみじみ思った。 

そしてたまにそういう関係でいるとお互いロールプレイとして楽だから、そのひな形にお互いで入っちゃうのが原因なのではないかと思う。

 もしかしたら私も、この男の子と一緒にいたら相手に弱みばかりを見せる人になるかもしれないし、他の人と一緒にいる時は気にもかけない自分の欠点が人生に置ける大問題として特集されるかもしれない。 そういうのを見せ合う事でコミュニケーションを取っている人達っているし、私も操作させられて、そうなったことがある。

2009-10-09

ウィリアム・バシンスキー



真夜中に、スピーカーから大音量で聞くべき音楽。