この海の先にある島にはボートに乗って行ける。 でもね、引き潮の時には、実はとことこと歩いて行けるのだ。 去年はボートで行ったけど、今年は散歩がてらに歩いて行ってみた。
まあ、勿論島から島を渡るってのが散歩程度で収まる訳はなく、実際の所はちょっとした冒険になった。 最後らへんはちょっと溺れかけたけど、すごく楽しかったぞ。
引き潮になると小魚とか蟹とかがそこらへんに落ちているので、野良豚たちがご飯を食べる。 オインク、オインク。 風物詩らしい。
美味しいもの一杯食べれて幸せね。
トンガでは男性がピンクを身につける事があまりないみたいで、全員結構ピンク系の物を身につけている私の友人たちは注目の的だった。 最後は完全に肩ぐらいまで海水が張ってしまい持ち物全部頭の上に乗っけての移動だった。 私は私のカメラが濡れる事だけを異常に恐れており、その時間帯の写真は一切ない。 「とりあえず早く島について、カメラを安全な場所に置きたい!!!!」って事だけを胸にひたすら歩いていた。 カメラ関係になると私は端から見ても滑稽なぐらいチキンになる。
って事で焦っていたためカメラの設定がおかしく、サングラスをしていたためもっとおかしく、この時の写真は全部暗い。 実際はもっとキラキラした一日だったのですが、こんな写真になってしまい残念。
上のパノラマは、クリックして大きめの画像で見てみて。 海を歩いて渡っている時って、当たり前なんだけど自分の周り360°全部海なの。 周りに小さな島々がぷかぷかと浮かんでいて、自分はその真ん中に立っている訳じゃん、すっごい不思議な気分になるよ。 遠くに見える島々とかさ、遠くの雲の下で流れている雨とか、流れて行く雲とか、海の中で見てみると何かが全然違って、ブランコをしているときみたいにお腹がちょっと押されるような気持ちになるんだ。 それで、顔を海に入れてみると、熱帯魚の大群が泳いで通り過ぎて行ったりとかするのね。
島に近づくにつれて、どんどん水量が浅くなって行くのが分かって面白かった。 最後、水が無くなったら陸。 浅瀬では漁をしている人達もいた。 色んな生活があるんだなあ。
無人島まで歩いて行く経験が出来てよかった。 若干出エジプト記みたいな気持ちになったよ。 あくまでも若干だけど。
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