2007-01-29

日本美術の歴史



★★★★★

日本美術の歴史
辻惟雄
東京大学出版会




食べ物の記事をSNSに書き込むとコメントが沢山沢山つく。 
本の話しを書くと、スルーされる。
やっぱり三大欲求系の話しって強いですよね。

でも良い本を読むと、是非周りの人にもその経験をと思うのが人情です。
私はくじけないわ! ずっと良い本の広告を続けてみせる。

それにしても、今回の本は完璧に★五つです。 あらゆる面で高得点。 
ご立派としか言いようが無い本でございます。 さすがです。 

皆様、とりあえず読みましょう。 

一家に一冊。 毎日寝る前に一章づつ。 恋人同士で朗読し合うも良し、一人で読むも良し、子供に読み聞かせるも良し。 まさに語りかけるための本です。 これで辻先生の疑似授業だ。 私は絶対今度人の家に泊まる時には、友人の耳元で白鳳時代の章を読み上げてやる! だから誰か、私に縄文時代の章を読んでおくれ。

辻先生の授業を受けた事がある人は分かると思うけど、彼の美しいsense of humorが溢れかえった一冊で、単純にむふふと笑ってしまいます。 情熱が無ければそんな言い回し想像もしないだろうという、愛のこもった独特の言葉を使う先生です。 私は先生の授業中、何億回もうとうととし、そして数秒後には必ず「え? 今なんて言った??」とびびって目を覚ましました。* 今日も電車の中で読みながら、何回も目を見開いてしまいました。 本当に、日本語に触れるという意味だけでも読む価値がある。 

表紙は多摩美繋がりで横尾忠則作。 図版も素晴らしい。 是非! ご家庭に一冊。 







*そもそも寝るなよって話しなんだけど、声が美しくて、いつもきれいなスライドが三枚観音開きで光っていて、すぅっと涅槃の境地になってしまっていた。

2007-01-28

構造主義と六本木

構造主義と六本木については、村上春樹に聞いてはいけないそうです。
私は彼がそう書き綴った文章をこの目で見た。


私は今日昔からの友達Sと、わざわざ日曜日の昼下がりに目的もなく六本木で待ち合わせをしてデートをしてきた。 なぜか微妙に六本木に詳しい友人S。 最初からこの街に関してはギブアップしている私はただただついてまわるだけ。 私を本屋へ誘い、ちらりと自分の誕生日が数日前に過ぎ去った事を示し、私が飽きない程度の会話の内容を常に持ち出し、しかもお洒落で、とても可愛い。 課題はぎりぎりまで終わらないけれども、「私、そういう生き方から1抜けるからぁ」とさらっと言放つその男前な心意気。 良い、女ですね。


そんな良い女が突然、「私、ロラン・バルドを読んだの」と言ってきた。 おお、おお、そうなのかそうなのかと聞いているうちに、どうも記号論についての勉強がしてみたいと言い始めた。 六本木で、記号学宣言。 頑張れ! 面白いなあと思いながら聞いていて、ちょっと幸せだった。 友達が何かに興味を持っていて、自分にそれを話してくれた時とかって嬉しくなる。 


六本木で彼女と象徴交換!

Breaking ground






ずっと読みたかった本、ブレイキング・グラウンドを今読んでいます。


建築家、ダニエル リベスキンドが、いかにワールドトレードセンター跡地再開発の為のコンペに勝ち進んでいったかを、彼の思想、経験、歴史と共に書いている本です。


ユダヤ博物館についてのドキュメンタリーを見た時に、私は雷にうたれたような経験をし、それ以降、色々な意味で気になる建築家です。 まさに狂気と神秘が紙一重な感じがやばくて気になる。


通常否定されるような生々しい発言がてんこもりで盛りだくさんなので、生々しいのが苦手な私は一ページ読むごとに、力が吸い取られていきます。 感心しつつも、やられる。 確実に。 通常の甘っちょろい倫理観を持っている人(まさに私)は、マジでなにがなんだか分からなくなってくる。


本当に、なんかそれってどうなのよって気分になるのよ。 勿論、トレードセンターの再開発について、誰だってクリティカルな気分になるというのは当然で、誰もどんな答えに対しても心底すっきりする事はないんだと思う。 そして出来てしまえば、なんか変に納得してしまうのだろうとも思う。 その納得が良い方向で行われるか、それともシニカルなものになるかの仮説をたてる事しか今はできない。


それにしてもあまりにも倫理が問われる問題故に、いつもはそんなことばっかり考えている私ですら、「いっそ、ドライに行こう。」ってなってしまう。 しかもとんでもなく政治的。 新たな悲劇の一ページって感じがしてしまう。


同世代の人間として読んでおいた方が良い本とも言えるけど、とりあえず、よっぽどこの本の作者と気持ちが重なり合わない限り爽やかな面は限りなく少ないです。 私にはこの建築家が、猛烈に変な人に思える!!!! 文章が一行終わるごとに、違う意味でほっとしてしまう本です。 難しい仕事を彼も請け負ってしまったのだと思う。 


そんなこんなで読んでいてずっと頭が痛くて、夜呑みにいった時も一瞬たりとも集中が出来ず、意識がずっと朦朧としてしまいました。 


この本を読んで一体何を思えば良いのかすら分からない。 

2007-01-25

Kiaora

友人たちと、東京国立博物館で行われている、 ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ名品展マーオリ-楽園の神々-を見てきました。 

私の過去の記事にも出てきた事のある、うるわしの博物館テ・パパ*にて去年東博展があり、今回はその交換としてこちら側で開催したそうです。 私はテ・パパでたまに授業があり、たまたま照明の為の見学に行った日に搬出が行われていて、送られていく作品たちに手を振ったものです。 そして東京で出会う。 いやー、なんだか素晴らしい。 

今回は展覧会に行くのにこんなに最適な人はいないという組み合わせで行きました。 京女Mと葛飾キングOは、多摩美にいた時に取っていた授業もある程度被っていたので知識も共有し合っているし、どこか底抜けしている感のある人たちで、非常に良いです。 

まず、マーオリの方々(政府に選ばれた能力の高いパフォーマーらしい)がやって下さったハカ*を見ました。 私が大学の必修でやらなくてはいけなかった棒を使った威嚇の踊りやらなんやらを、友人たちがその目で見てくれた事が嬉しい。 あと観客が沢山来ていてくれていて、我が事のごとく嬉しかった。  最前列にいた私は(いつでもどこでも最前列に座るという態度が私たちです)様々な要所で誘われ、ホンギ*をしたり、ポイ*を踊らさせられたりしました。 若干心の準備が無かったので戸惑ったものの、こなしたさ。 えへへ。 葛飾キングは、男子だと言う事でハカをチャレンジさせられていました。 しかも発表会付きで。 舞台の上で練習させられた男ども数人が今度は一人で威嚇の表情と雄叫び込みで、日本でいうところのしこを踏む事になったのです。 私は正直、無理だと思ったね。 かわいそうだとすら思った。 だって、下町キング、

2007-01-24

idea アイデア


idea 307 2004.11

韓国のグラフィックデザイン




注文していたバックナンバーが届いた。 開いたら、幸せになった。 


韓国旅行から帰ってきてから、露骨に韓国韓国言っていて、申し訳ない。 でも、本当に、学ぶ事が沢山ある地域なのよ。 


ideaはいつも良い雑誌だなと思っているけれども、この号を読んで、結構深い尊敬の気持ちを持ち直したわ。 


2007-01-23

いちご

うふふと酔っぱらってしまって、結局橋本滞在二日目になってしまった。 

駅の周りにはたくさんの多摩美っ子たち。

私はスーパーアルプスで発泡酒「円熟」とイチゴを買い、友人の家に帰りました。

友人は、呑み潰れて、床に倒れています。

こんな時間を大学一年生のときには想像すらしていなかった。 あの頃は、二人でじんわり呑むよりも、パーティーに行って色々な人に会いたかった。 変わるものですね。


友人が床に倒れているので、自分が大昔に書いたブログを読んでいました。 笑った。 大いに笑った。 こんなに面白いものって滅多にないってぐらいに面白かったね! いちいち其の時々は本気で思って書いているのにも関わらず、笑いにしか昇華されない私のライフ。 本人が笑って差し上げるのが一番だ。 私、もっとシリアスで、ダークで、ディープな人だと思ってたのに、客観的にみたらただの変な人じゃん! 思わず「私、文才あるかも」と呟いたら、ゾンビのように友人が床から華麗なる腹筋で立ち上がり「おい!」と突っ込んできた。 「あんた、たまに日本語おかしいのに、どの口がそれを言う」と言われました。 確かに。 

じゃあ、私の良い所ってなんなのよと聞いてみたら、ゲロの表現だと言われた。 私は確かに人間が嘔吐をする瞬間へのある種の好奇心は持ち合わせていると思う。 と言うよりも、十代の頃、私の周りの人間は本当によく吐いた。 で、そのことを思い出話として話すとき、私の才能は開花するらしい。 どんなんだよ!



追記
その友人のブログを見たら、私のおっぱいが褒められていた。 あら、やだ、いいところ、ゲロの表現以外にもあるんじゃない。 でもそれってどんなんだよ!!!!

2007-01-21

In Your Honour

 Foo Fightersを聞きながら、色々と考えていました。
人生観が違うよなあとか、歌詞に出てくるような単語を使い始めたらつらいんだろうなあって思ったり、なんかごにゃごにゃと。

例えば世界の末端に行くと、まだNirvanaとかの影響力はとんでもないものなのではないかと思う。 無垢である事だけを証明し続ける為だけに、朝夢から目を覚まし、街を闊歩し、人と会話する、化物が世の中には結構いるんである。 それだけで十分世の中の人を呪ってくれているのに、なおかつそういう人たちは自分がいかにvulnerableかを示してきたりもする。 無垢である事をアピールしまくる人間がしかもvulnerableってなんか変じゃない? 無垢であるとアピールできるほどに、恥知らずで、ナルシズムを隠さない図太い神経が一体どうして傷つきやすいのと、私には全く理解できない。 意味が分からん。

でもここで意味が分からんと言ってしまうと、なんだか負けな気がするから私はfoo fightersを聞きながら考えた。 考えれば考えるほど、無垢な人の業を感じてしまう。 大変なんだ。 神経太くしていないと守れない無垢さ、そしてそれ故に傷つく神経、そして自分が傷つきやすいという錯覚の登場。 多分そんな感じなんだろう。 大変だ。 抜け出しようがないし、多分、本当に大変だ。

大人帝国

結構いろんな人に良い映画だと推薦されていた「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を見た。 

私にはあまりぴんとこなかった。 人生経験が少ないからなのかしら…? あんまり意味すらよく分からなかった。 

人が褒めている映画とかを見て、よく分からない時ってなんか切ないわよね。 1人で喜びが享受できなかった感じがするし。

スチームボーイと同じで、なーんか、なんか、つまらなかった。

みんなそんなに一時代に対してノスタルジーを持ってるの?

2007-01-20

이상한 말

「카마쿠라에는 2마리, 코가 긴 토끼가 살고 있습니다.
둘이서, 이따금 당신의 일을 이야기합니다.

그런데, 슥콜 언니는 안녕하십니까?

아마, 당신의 이름을 내는 오인하고 쓰고 있는군요. 허락해 주세요.

아마, 많은 사람은, 이 일기는 단순한 잘못해라고 생각하겠지요.그것이 포인트입니다.

사랑은 적막하게 말해져야 하는 것입니다.

전람회, 노력해 주세요. 응원하고 있습니다.

매우 응원하고 있습니다. 당신을 좋아하기 때문에.

한국은 엉덩이의 구멍이 어는 정도로 추울 것입니다.
도 거적 와에 껴입어 노력해 주세요.

그러면, 또.
사랑하고 있습니다.

안나」


라고 쓰고 메세지를 보내면,

「너무 웃어서 배꼽이 빠지는 줄 알았어요. 최고의 응원입니다. 가끔 안나는 천재가 아닐까라는 생각을 하는데 어쩌면 진짜 그럴지도 모릅니다. 적어도 사람을 기쁘게 하는 점에 있어서는 틀림없습니다.」라고 말해졌다.



나는 모르지만, 반드시 매우 이상한 한국어겠지.


네에에. 그렇지만 웃어 줄 수 있었다면, 그것으로 좋은거야. 나는 그래서 행복. 


아이디어상이겠지?

2007-01-19

とくじんとくじんとくじん

吉岡徳仁の大ファンの私としては、この横長ウェブサイトは本当に大ヒットです。 
ウェブサイトは横長が良い。

徳仁ラブ! 


みんな、見て、喜んで、携帯を変えよう!
http://www.au.kddi.com/au_design_project/seihin/mediaskin/