思っていたよりずっと面白くて一日中読んでいる。
登場人物の感情がいきいき描写されていてとても感動的だ。
あと共感する考え方や情緒が多くて、
間接的に諸々影響受けているんだろうなと思いながら読んでいる。
忍び込みました的な箇所を読んでもいまいちピンとこない。
周りに果たして人がどれ位いるのかとか、感覚としてよくわからないから。
他の貴族の家の場合4400坪がデフォルトだったらしい。
そういう規模の家に忍び込んだら、ばれないものなのかな。
貴公子が忍び込んでくるなら良いけど、
強盗とかだったらどうするの??
あと光源氏が住んでいた六条院は1万9,200坪ぐらいあったらしい。
東京ドームよりちょっと大きい位かな。
えええってぐらいに大きいよね。
(千代田区の皇居が外苑含めると、69万坪らしい。
それと比べると圧倒的に小さい。 帝恐るべし。)
寝殿造り、池とかあって素敵だけど
蚊がすごいだろうなとか
実際建てた大工さんとか庭掃除の人達って庶民なのかなとか、
この頃の庶民ってどんな暮らししていたんだろうと想いが巡る。
庶民も一夫多妻だったのかな。
多分このころの庶民は源氏物語に出てくる人達とそんなに情緒とか考え方を共有してなかったんじゃないかなと思う。
もしかしたら現代人の私たちの方が
源氏物語に影響を受けていて、
考え方が感化されたりしているのかもしれない。
(これはよくクラシック音楽とかについても思う)
なんかすごく不思議な気持ちになる。
私の孫は私の考え方とかよりも、
私が今はしらないけど、既にある主流な権力に近い考え方(アメリカ人の考え方?とか?)の方に影響を受けていくんだろうか。
強い人達の考え方や文化を受け継ごうとするのは
自然淘汰の一つみたいなものなんだろうか。
なんか源氏物語を読みながら奇妙に切なくなった。
もののあはれ。
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