2008-06-19

グループプロジェクト

やっとこさ今日最終のプレゼンテーションが終わった。 

今回のプロジェクトは大変で、私は軽く三週間は一日の平均睡眠時間が四時間とかの生活をしていた。 道を歩いていると思わずイライラして叫びたくなる、そんな素敵なプロジェクトだったよ。 

最後の十日間は大変だけど、楽しかったしやりがいがあったんだけどそれ以前は辛かった。 何が辛いって、何やっているのかが分からなかったのが辛かった。 

グループプロジェクトにありがちな、連絡の滞りとリスクへまっすぐと向かってしまう姿勢とが合致したデスマーチの典型をしてしまった。グループプロジェクトで、映画やプロダクトの開発を一気にやっていかなきゃいけなかったのに、プロジェクトマネージャーがいなかったんだよね。 

てへへ。 私たちって本当に楽観的で無謀。


そんなこんなで、もうこりゃ駄目だってなった時に手つかずになっていた本のデザインの仕事を始めなくては絶対にいけない時期になった。 他の仕事に押されに押され、見事に手つかずだった。 

映画がポストプロダクションに入った時点で私には出来る事があまりなかったので、それまでの混乱と辛さを二度と味わいたくないと、自分からプロジェクトマネージャーになった。 無責任の典型の私がプロマネにならなきゃいけないぐらいに緊迫したプロジェクトだったのです…。 それぐらいみなさんユーズレスだったのです。

私のグループの子たちはマネージャーがいるプロジェクトに参加した事が無い子たちだったので私のとる行動がいちいち新鮮だったらしく結構評判だった。(勿論、内心は「いやいやいやいや! この程度のマネージメントで感動しちゃ駄目なんだよ、私は下手な方なんだよ」と思いつつも勿論悪い気はしない。)

そんなこんなで、四人で十日間で本四冊(コンセプトブック、ワーキングプロセスブック、図録、ストーリーボード)計200ページ強を完成させるに至ったのです。 文章の書きはじめから、製本までを十日間でしたんですよ! 大変に決まっているじゃないか! しかも私以外は徹夜無しでやったし、全員を最後の三日間以外は九時までには帰宅させる事に成功した。 

大変だったけど出来た。 しかも予想以上の仕上がりで、「欲張ってこのレベルの品質を目指す」ってラインをぎりぎり超えた。 かなり嬉しかったし、達成感があった。 それにプロジェクトの参加者もやりがいがあったし、良い挑戦をしたと言ってくれた。 良いプロジェクトだったと思う。

本のプロジェクトが終了したのが昨晩の12時で、プレゼンが朝の8時半からだった。 後は映画のプロジェクトをやっているグループのメンバー達がそのプロジェクトを完成してプレゼンの会場に来てくれる事をただ祈るだけだった。 映画側が本側を信頼してくれたおかげで私たちが熱心に働けたからこそ、私は彼らを信じていて、きっときちんと最後はやったんだろうと思っていた。 

勿論、映画はずっとデスマーチだった。 指揮官ゼロ。 全員エゴイスティック。 そしてみんな一回手に入れた仕事は手放さないスッポンのような奴らなので、「何が君をそうさせるんだ?!」って行動を連発するメンバーが結集していた。 終わる訳が無い。 案の定時間通りには終わらなかった。 

プレゼンテーションが終了するぎりぎりに飛び込んできた彼らを見た私はその時点で頭が爆発しそうになっていた。 そして出来上がった作品が上映された時に、確実に白髪が百本は増えた。 最悪だったんだよ。 私は驚いた!!! 本当に、惨めってこういう事かって出来映えだった。 

頑張った事は知っている。 努力をしたのも、寝なかったのも、大変だったのも知っている。 ただそれとこれは話しが違う。 人間はとんちんかんな事に努力が出来ちゃう生き物だし、目的ってのは簡単に間違える事ができるのだ。 こんなに酷い結果のために私たちは16週間過ごしたのかと思うと心臓がバクバクした。 本当にこんなに惨めなプレゼンは始めてだった。 どうして私たちはこうも見事にこけたのか。 途中まではクラスで一番順調なグループだったのに!!!

今まで繰り返してきたミーティングを考えると、本当に時間の無駄をしたよなと思える。 目的に繋がらない亊ばかりを話したがる、時間を無駄にする事にかけては世界一のメンバーだった。 誰もイニシアティブはとらないのに威張りたがった。 なのに妙に人に遠慮した。 そして何よりも私達はデザインをしなかった。 本のメンバー全員が「本のプロジェクトに入るまでデザインをした気は一切しなかった」と言ったぐらいに私たちはデザイン以外の事をやっていた。 特に映画のプロセスに入ってからは覇権争いに忙しく、他の事なんて一切しなかった。 デザインなんて時間と慎重さがかかる仕事は一切無視だ。

本当にプロセスが結果になって帰ってきたよなと思える出来映えで情けなかった。 どの面下げてこの場にいていいのか分からないし、口を開いたらきっと自分を含めたグループの人全員を怒鳴り散らさないと気がすまなくなると、批評が終わった直後に一人で立ち去った。 結構かっこいいハイヒールを買った。 ちょっと気が晴れた。

その後クラスでの打ち上げがあり、グループのメンバーからじゃんじゃん携帯に連絡が入りどうしてもいかなくてはいけないような状態になった。 行ったら彼らはめちゃくちゃ楽しそうに他のグループの子たちとふざけていた。 その神経が信じられない。 どうして吹っ切れられるのだ?! 恥知らずじゃないか。 「やったね! ハグハグ!」と触ってこようとする彼らの行動は、グループのとったプロセスが謎だらけだったように、謎だらけで、何がなんだか分からなかった。 こんなのって酷い。 あんまり今日は体を触ってほしくないと断りを入れ、三歩下がった所で生ビールをがぶ飲みした。 どうして仕事を終わらせられなくて、信頼を裏切った彼らにベタベタさわられなきゃならんのじゃ!と怒り心頭。

しまいには私のグループの子たちは他のグループのプロジェクトにケチまでつけていて、(私の目から見たら、相手側のプロジェクトの方が3倍は良かった)謎は深まるばかり。 もーーーー、こういう情けないのヤダ!!


その後、バーで怒髪天を衝いていた私を同居人が迎えに来てくれたから二人で図書館に行った。 彼は変わっていて、チャーミングな人で、「せっかく可愛いヒールはいているんだからソファーに座っていて。」と言って私を座らせて、雑誌とか本とかをドバッと持ってきた。 その中の一冊が傑作で、"杉本博司とジョナサンサフランフォーが一緒に作ったリチャードセラの彫刻へのオマージュ本"なの! 私の中の大好きな作家がこんな形で一緒に仕事をしていたとは。 かなり幸せになった。 二人でじっくりと読む。 これでもかってぐらいに良い本を持ってきてくれて、その後に香水屋さんに行き、色々と遊び結構リラックスした。 彼ってすごい。 イタリア版男の子用ヴォーグを読みまくっているだけはあるナイス男の子ぶりだ。 見直した。 毎晩夜中に帰ってくる度にバルコニーにろうそくを灯してくれて、そこで一日の愚痴を聞いてくれたってのにも感心だ。 そしてベタベタしてこない所も好きだ。 いつもおもしろい本を見つけてきてくれる所も良い奴だ。 結構そういう一緒に住んでいる人の気遣いで救われた所がある。




とりあえず、何が言いたかったかというと、私はファンタスティックな男の子と一緒にすんでいるという事と、プロジェクトは前代未聞なレベルで転けに転けたという事です。 マジで情けねえ…。

4 comments:

Anonymous said...

お疲れ!!
面白そうだから、その話を聞かせておくれwwww
金曜は休みだから家にいるよ。
電話しよー♪

Anna said...

他人事として思い返すと笑えるんだけど、まだ24時間も立ってないから、思い出すと頭の血管が切れそうになるよね(笑)

本当に、今はグループの人達を見たくないよ。 情けなくなる。 

ただ、話しとしてはとてもおもしろいと思う。 色々な小話があるよ。 笑いあり、涙あり、友情あり、裏切りあり、恋愛ありで無駄に愛憎入り交じっていた。

今は終わった事が嬉しいよ!

Anonymous said...

「覇権争い」がだいぶツボやったわ。
争っちゃったか~(笑)
でもあるよな。
ヒューマンネイチャーやな~、
たぶんどこ行ってもあるわ、それ。
そういうヒューマンネイチャーと
真っ向から正面対決して
毎回何か学んだり得たりしているアンナは
いい意味で大物になるよ。

お疲れさんでした。
その調子でがんばれ。

Anna said...

 争ったよ。 争ってないふりしながら争った!! 本当にヒューマンネイチャーだよ。 

 宗教とかでよく、「これはいけないのです」っていうリストあるじゃん。 七つの大罪みたいなやつ。 ああいうのって結構理にかなってるんだなって思った。 グリーディーとか、駄目な理由がわかったよ。 誰かがグリーディーでいるとディスファンクショナルなグループになっちゃうのね…。

しかしアズミに誉められて嬉しいわ。 真っ正面から体当たりしちゃったから、ちょっと頭蓋骨にヒビ入った感はあるけど、やるだけの事はやった! 次はもっと上手くやる。