2013-10-10

例えば、明日日本から引っ越すとする。

自分はもう明日はこの国の景色を見ないんだと思ってみる。

そうすると途端に、いつもの景色がプレシャスに感じる。

いつもはつまらないと思って眺めやしない電車の窓からの景色が
愛おしくて目が離せなくなる。
ホームに立っている人の良さそうなおばちゃんやおじちゃん対して
これからも安全と健康と思いやりが社会から提供されることを祈ってしまう。

それで「そうだこの日本に対する愛情が私を日本につれて帰ってきたんだ」と自分の動機を思い出す。

一年住むと、住んでいるのが当たり前になって
なんで自分が帰ってきたのかとか、
どういう感情があったのかとか忘れちゃう。

だから、たまにずっと続く訳じゃないんだって
思い出すためのスイッチを押すんだ。

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