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2008-10-19

A-ha

A-haのTake on me のビデオはミュージックビデオの革命のような作品だったらしい。 キャッチーで80年代の代表のような曲自体も有名だよね。 

映像の内容にあわせてその曲の替え歌を作ったのが、このビデオ。 ミュージックビデオの代表のようなこの映像については、よく友達と話す。 そのときに使う言葉が羅列されて歌われているってだけでこれだけ笑えるのかと感動した。 クラスメイト達と見ながら泣くまで笑った。 

Take on me: Literal Video Version


私たち三人と、知らない人数人がバス停にいた時の話しなんだけど、QueenのAnother one bites the dustの意味が分からなくて、友達に聞いた事がある。 で、「誰かがぼこぼこにされて倒れ込んだ様子を、"地面の砂ぼこりを噛む"って言い表しているんだよ」と言われて納得した。  そして英語が母国語じゃない人の為に超説明的な替え歌にして歌おうという事になり、「誰かが殴って、顔面から倒れて〜」って三人で歌いながら歌詞を作っていった。 そうしたらバス停にいた人達が大笑いしはじめて、結局バスがくるまで見ず知らずの人達も協力して替え歌を作って遊んだ。 ひたすら何かを描写する替え歌ってのには奇妙な魅力があると思う。 少なくとも一回目にその題材で遊んでいる時は大笑いできる。

2008-07-20

Love Love me

私は英国の森の妖精のような男性の助手をしている。
大学ですれ違う度に「違う世界から来た人のようだ」と思いながら眺めていた人に、「君と話したい!」とびしっと私を指差してきたのは一年前。 
(本当にエレベーターの前でびしっと指さされた)
それ以来私は妖精さんの下で研究助手として労働を重ねている。
(アレックス60%、淑40%を足して割った感じの人と言えば、私の仲間の間ではきっと分かってくれるはず。)


どっか憎めないんだよなあと思いながら一緒にいる。
で、考えてみたんだけど私は、こういったエネルギッシュでちょっと異次元に属している人が好きなのだ。
すかっとしていて気持ちがいい。 

なんか応援したくなるんだよね!



妖精先生と一緒にいる時に頭の中ではこの曲がぐるぐると流れる。

私も相手も自己主張が強いから、

これ!

こっち!

これ!!!


やんややんやとやるはめになる。 しかも妥協しながら自己主張という理不尽な技をお互いに使い合う。 お互い、人生と自分が愛おしいのだろう。 良い事だ。
 

情熱的な人は好きだ。

2007-11-12

引っ越し

年々と苦手になっていくイベントがある。 そのうちの最も顕著なものは引っ越しだ。

十一年間、一年以上住んだ家は今の所無い。 要するにその度に私は引っ越しをしているのだ。 しかも一人で。 みんな手伝ってくれるし、可能な限りの事をやってくれるけど、でも基本的には一人で動き回っている。 結構ファック。

今年は四回引っ越した。 四回目にして、本当にもうそろそろやめたいと思いはじめてきた。 

どうしてこうも落ち着きが無いのだ? どうしてこうも私は引っ越しばっかりしているのだ? どうして私には家がないの? どうして私はこうも、あああ。

さすがに疲れてきたぞ。 

さすがに後一年は落ち着いた生活が出来ないだろうけど、目標としては2010年からは安定した生活を送ってみたい。 「ここに住んでもう2年目だわ」ってのをやってみたい。 だって、よく人は「花を咲かす」とかって比喩を使うけど、根が張れないのに一体どうやって花を咲かすのさ。 このままじゃ、人格やら情緒やらなんかそういうのに本格的にダメージがおこるんじゃないかと自分の事ながら私は心配なのよ。 

ちょっと自分をかわいそうだと思ったら気分が良くなってきた。 

今日は色々と頭に血が上っていて、興奮状態だった。 色々と気を散らしながら手元を見ずに作業部屋を片付けていたらざっくりと手を切った。 危ないものが多すぎるんだ。 呆然としていたら同居人が絆創膏を張ってくれた。 2軒先の友達が私の荷物を預かりに来てくれて、同居人と一緒に重いものを運んでくれた。 こうやって、じたばた、ばたばたしているから見えてくる事や経験できた事、山ほどあるじゃないか。 そう思うと、悪い事だけじゃ全然ないと思える。 

よし、引っ越すぞ!

偶然は日常

 日常的に偶然がおこる。 狭い街なのだ。

今日スタジオを片付けて、荷物を梱包し、知人の家に夏の間預かってもらう為に持って行った。 段ボール五箱になったよ。 疲れた…。 私の背丈ぐらいのゴミ箱が二回満杯になったと言ったらその壮絶さが伝わるだろうか。 

 そんなこんなで料理をする気になんてなれないし、なによりも別れが惜しいからみんなで隙を見つけては呑んでいる。 なので昼に友達の友達の家でバーベキューをしに行った。

 ホストをした人は、いつも三歳ぐらいのとても可愛いお嬢さんをつれて学校に来ている人で、直接話した事は無いけどとても目立っているので顔は知っている人だった。 シングルマザーで、もう二十代も後半(もしかしたら三十代なのかもしれない)なのに建築の勉強しているなんてかっこいいなあとは思っていたけど、別に話す必要も無いし、彼女の事は何も知らなかった。

 家はとても素敵で、光がさんさんと降り注ぐ美しい庭があり、家の中はなんだかとても懐かしい感じ。 なんか私の家と似ている。 なんか酷似している。 おお、気があいそうだ、しかも作っている料理も食べた事がる系統のやつだとワクワクする。 とても良い昼下がりで疲れた体にはもってこいだった。 

 そんな彼女に私はインダストリアルデザインやっているんだと言ったら、家の弟もそうよと言われた。 そして卒業した大学名と年度を言われて、「ああ、私の同居人と一緒だ」と答えたら、そいつの名前を聞かれた。 「ノアって言うの」と言った途端に彼女はのけぞり、「それが私の弟!」と叫んだ。 お、お姉様でしたかと私も驚く。 娘さんを見ながら、同世代の男女が一緒に住んでいる訳だからちょっと仲良くなりそうな瞬間ってのは勿論あったので、「私、あなた様の叔母になっていたかもしれません」と奇妙な感慨にかられた。

 よく見ると顔がそっくり。 作る料理だって似ている。 当たり前だ! 同じ釜で育った人たちなのだ。 それにこれは典型的なシュタイナーに行ったヒッピーの家なのだ。 クレヨンハウスっぽくない訳が無い。 家の内装やら持っている物のタイプやら懐かしいに決まっているじゃないか。 毎日見ている。 お互い「すごい偶然だよね」とぽかんとしながら見つめあってしまった。 

 この同居人は私の最近仲良くなった子の同居人と同じチームで働いていたりと、やけに偶然の「こんな所で彼の話しになるとは」が多い人なんだけど、偶然彼のお姉さんの家でお昼を頂く事になるとは驚いた。 

 家に帰ってからその事を彼に伝えたら、別に大して驚いてもいなくて、「よくあるよね」で流していた。 この人は一体どれだけの偶然が日常におこるのだ?と、結構ばったり人に会う運がある方の私ですら彼の「偶然は日常」な態度に驚く。 やっぱり血中ヒッピー濃度が高くなれば高くなるほどにこういう事って怒るのだろうか。 そこら辺、だれかもっと詳しく私に教えてくれませんか?

餃子




友達が餃子を作ったから夕飯を食べにおいでと誘ってくれた。

彼は長い間原因不明の体調不良が続き、
結核じゃないかと疑われ検査をしたりと大変だった。

でもここ二日間で劇的に良くなってきて、なおかつ検査の結果、結核じゃないと分かり、ご機嫌になって料理をしたらしい。

勿論だと、引っ越しの合間に会いに行く。 実は食料品を今一切持っていないので誰かに何かを食べさせてもらえるというのは夢のような幸運なのだ。

彼は元気になった証拠に素足で元気よく料理をしていた。 素足はいい。





こうやって食事にいく時にきちんと花を飾ってくれている所に彼のいたわりを感じ、いい奴だと思わさせられる。 




餃子がいっぱいだーと喜んでいたら、もっと嬉しい事があった。




世の中のどれほどの人間が名前入りの餃子を作って待っていてもらえるだろうか。 名前の綴りが間違えているけど、それもなんだかごちゃ混ぜに愛おしい! 「カメラとってくる!」と走って家に帰った。 彼って傑作!




スープにして頂く。 




勿論ビールは夏仕様。 このビールには、たんまりとスパイスやハーブが入っていて、無茶苦茶美味しい。
とても良い夏の味。 




ロマンティックというのか、ここまでくるとただのアホなのか分からないんだけど、デザートは花とラズベリーの蜂蜜付けを凍らせたものだった。 私の友達同士の愛情表現の示しあい方を人に言うと結構ぶったまげられる。 だからあえて言わせてもらおう。 私たちはどれだけ相手を好きかと表現する為に、花を蜂蜜につけてみたりするんだ。  




美味しく頂きました。

 

私はつまらない女なので、クリスマス用のミンツパイを持って行った。 これは私の好きなパイナンバーワンなんだけど日本でだと手に入らないし、誰もクリスマスソングを歌ってくれないから今日食べる事にした。 友達が歌ってくれて、わーいと喜びながらかじる。 本当の所、これの方が花より数倍美味しかった。 でも、餃子はもっともっと美味しかった。 ムキムキの牧場で育ち、それ故に肉食が出来なくなった菜食主義者の作ってくれた餃子は、名前も入っていた分、非常に美味しかったです。 幸せだ!

2007-11-10

ジェラートとマルガリータ

私とトムの家の間に、地中海料理の専門店がある。 ウェリントンで一番美味しい、ピザとジェラートが食べれる。 大好きだからトムと二人でジェラートをピザとワインを入手しに行った。

トムは半ズボンにTシャツで、彼が一番半端無く素晴らしい感じの外見になる服装だ。 そもそも、私は半ズボンにTシャツで家でゴロゴロしている男の子がとても好きなので、もう一緒にいるだけで胸が高鳴る。 「ひ、膝!! あああ、足首! ウ、ウ、ウ、腕☆」と変態丸出しになり、トムはびびっていた。 

トムの恋人が原因不明の病気で家で寝ているので(彼は結核かもしれなく今検査中で、結核だった場合年がら年中一緒に遊んでいる/彼らの家にいる私はかなりやばい)三人分のジェラートをトムが握り、ワインボトルを脇の下にはさみ、私はピザの大きな箱を持って歩いて2分の家に戻った。

その時が魔法な瞬間だったんだよね。

「溶けちゃうから走るよ!」ってトムが言うから、二人で走ったんだけど、なんかすっごく素敵だったの!

アホみたいな発言なんだけど、昔の映画から出てきた人たちみたいな気分になったんだ。 みんなも一回は、ジェラートとマルガリータとワインボトルを持って、走ってみた方が良いよ。 アドレナリンが出る!

しかも相手は夏休みの小学生みたいな格好をしていると余計にわくわくする。

家について、薄暗い台所で(この家は本当にぎりぎりまで電気をつけない)「いかに僕たちは社会主義者になるべきか」という講義を受ける。 奴らは本気。 マジで、目指しているっぽい。 「ほおぉぉ」と聞き入る。 「で、アンナのニュースは何?」と聞かれて、いかに「バルトが書いているトォウンブリについての文章と同じような質の魅力を持った人に会った」かを話した。 「完璧で、美しくて、ただただファンタスティックなの!」と繰り返し言って、繰り返し「いつも同じような事ばっかりがニュースだね」と流される。 確かに私は「社会主義者になろうかと思って」というような質のニュースは持っていない。 でも良いじゃないか。 それでも良いじゃないか!!!

それにしてもトムの持っているすごく素敵なワイン用の陶器のカップで呑むすっぱい白ワインも、マルガリータも、そして溶けないように急いで食べたヘーゼルナッツとラムレーズンのジェラートも完璧に美味しかった。 

幸せだなあ、ずっとこうやってこの台所で仲良く酔っぱらっていたいなあと思いつつ、影響を受けやすい私はこのままだと誰よりもハードコアで妄信的な社会主義者になってしまうだろうと思い、深夜に退散。 

近所に友達がいるって最高だ。 

機嫌が悪いぞ! 全部嫌いだ。

 昨日の夜友達の家に泊まりに行った。 とても楽しかった。

ただ、そこで色々と話していたら急に腹が立ってきた。 状況にたいしてむかつきはじめたのだ。 

多分日本語で話していたのが良くなかった。 英語の状況だとコントロールしている、「これを詳細に考えはじめたらそれはそれは腹が立つだろう」っていうのを、日本語だと語彙自体に障害がないから思わず詳細に考えたり喋ったりしてしまって、思わずパンドラの箱が開いてしまう。 で、結果怒れる人間になり、知らずうちにモンスター。 

日常的に「人生で大切な事は"appropriate" でいて"compromise"をする事」と信じ込んでいるコントロールフリークな私は 、日本語を喋りだした途端にぶっ壊れる。 我慢なんか知らない。 

一晩中、文句と我侭を連呼し、イライラしたまま街に戻った。

 お気に入りのカフェでゆっくりとコーヒーをのんでスコーンを食べている間に落ち着こうと美術史に置ける”テクスト間相互関連性”についての本を読む。 が、昨日の夜から呑み続けていたんだろう謎の酔っぱらいたちに絡まれる。 私の机の周りに座り、なんだかこうだかと意味の分からん事を言い続ける。 多分、昨日までの私なら席を立つなり、「居心地が悪いから他の席にうつってもらえますか?」と言うなりしたと思う。 しかもやんわりと。 可もなく不可もなくな態度をとったであろう。

 が、今日は、とんちんかんな意味で負けたくないと闘志が燃え上がり、本を読みつつも、奴らと会話をし、なおかつ相手を恥じ入らせようと努力をした。 

しかし、酔っぱらい強し。 

本の内容なんて頭に入らないし、イライラしてくるし、会話も意味が分からないし、完全に私はそのうねりに巻き込まれて我を忘れた。 

「この子はシリアスすぎるよね。」「多分すっごいインテリなんだよ。世界中の事で知らない事なんてないんでしょ?」「なんでそんなにシリアスに人生をとってるの? シリアスに生きているの?」「こんにちわー」とかって言われているうちに、「お前らが下らなすぎるんだ!! 恥を知れ!」となった。 

そして立ち上がった瞬間に奴らのビールは倒れ私にかかった。 「去れ!」と怒り、周りの人たちに同情され、本の内容なんて完全に忘れ、ビールまみれになっている私を見てやっと酔っぱらいたちは自分たちを恥ずかしい存在だと分かり、とぼとぼと去って行った。 

悔しいから座って本を読み直したんだけど、怒っていなくても分からない内容が、色々とごた混ぜになり完全にちんぷんかんぷんになった。

たちが悪いのはここからで、そう、こうならない為に私は、適切に、妥協点を探さなくてはいけなかったのだ。 私は怒りをどうやって消費していいのか分からなくなり、数時間イライライライラしながら「世界が嫌いだ。」「世界が嫌いだ。」「世界が嫌いだ。」「これも嫌い! あれも嫌い! 全部嫌い!!!!」となった。 本当にどうして良いのか分からないぐらいにイライラして、ああああ、もう!

とりあえず、全部嫌いだ!

2007-11-09

変な奴

 学校の友達がみんなどこかに去って行き、Wellington basedの子たち(要するに実家がここの高校時代からの友達)ぐらいしか残っていない。 

 変な話し急に気持ちが楽になった。 大学の人たちがいなくなると、こんなに自由な気持ちになるのか。 どれだけ脳内が占領されているのか。

 そして休みにたいしての情熱と期待が沸き上がってきた。 これからすっごいファンタスティックな時間が訪れるぞ! わくわくの固まりになるんだ!

2007-11-08

トゥオンブリ ラウシェンバーグ



ああ、どうせこの一週間はまともに機能する事が出来ないんだろうなと思っていた。 だったら無理せず、人に泊まってもらったり人の家に泊まったりして過ごそう。 軽やかにいよう、思うままにいようと決めていないと、バランスを崩す時がある。 


最近バルトの美術論集を結構熱心に読んだ。 特にサイ トゥオンブリについての所を。 トゥオンブリはとても親しい友人が敬愛しているので、もうとられちゃっているからとちょっと距離のある作家だった。 だから、私は関連項目としてラウシェンバーグで責めていました。 私はこういう意味の無い振り分けをよくする。 でもまあ、そういうくだらない思い込みで距離を持ってしまうのはくだらないぐらいに素晴らしい芸術家です。 身体にしみいるバルトとトゥオンブリ。 


2007-11-07

いぬ

 犬がいない生活なんて! 友達の犬と遊んでその素晴らしさをまた思い出した。 犬! 犬! 犬大好き。






街の終わりとハードボイルドインディアンカリー

私の住んでいる地域には移民のコミュニティーが集中してある。 一番大きいのはインド人系、続いてポリネシア系、中国系、ラテンアメリカン、アジア系ムズラムとなる。 後、大学生と同性愛者とヒッピーが集中して住んでいる。 ギャング多いけど、なんだか幸せな地域だ。 

様々な種類のスーパーマーケットがあり、それがナイス。 今日はインド系のスーパーに行った。 何を買ってどう使っていいのかすら分からない感じがおもしろい。 だってほとんどパウダーなんだもの。 どうやって混ぜるのかいつの日か深い理解を持ち料理が出来る事が出来るようになりたい。










お昼ご飯に地域で一番美味しいカレーを食べた。 水を入れる容器がアルミですごくチャーミングだった。 サステイナブル!


墓地

 友達のお気に入りの墓地へ犬の散歩に行った。 

この墓地はすごく広くて、小川やらジャングルやら色々とある。 

墓地へ散歩って奇妙な感じがするんだけど、相手がとても楽しんでいたのでリフレッシングだった。 











はなればなれに

 私の被っている帽子がどうも人の中のゴダールの「はなればなれに」感を刺激するらしくて、数人に「見た?」「見ろ」と言われる。 





 友達が泊まりに来て、これを見るぞと示してきた映画も勿論「はなればなれに」。 そんなにこの手の帽子ってアイコニックなのか。 


 見ている間、自分も被りたいと友人が言うのでどうぞと貸す。 この子は隠れ半端ないゴダールファンだったらしくライブでコメントリーをされてちょっとおもしろかった。 


 素晴らしい映画だった。 ただただ魅力的。 すごいな。 








2007-10-26

Jazz

友達と、のんきにワインを呑みメキシカンを食べ、すっごいゴージャスな場所でジャズを聞いてきた。 エスプレッソを飲んで、キャラメルを食べて、すっごい、シアワセした。 

遊んでいる時間なんてこれっぽっちもないと分かっているんだけど、遊ばずにはいられない。


でも、本当に良かったんだよ。 遊んで良かった。 後悔はなし! 


これでもかあ!ってぐらいにアール・デコのすっごいきれいな場所で、ふかふかのソファーに座って、生の演奏を聴いて、沢山の人がスウィングダンスをしていて、ちょっとよっぱらっていて、いやはや、本当に気持ちがよかった。 色々と考える事が出来た。 友達は完全に音楽に引き込まれていて、私は一人で落書きをしたりメモを取ったり、お酒を飲んだり、音楽に耳をすませたりと自由に遊べた。 こういう時間が必要なんだよ。 本当に。

良い建築の中で、考えられた照明の元、生の音楽が流れていると、どうしてこうもその中にいる人間がみんな祝福されているように見えるんだろう。 不機嫌そうな老人も、ブロンドの乾いた感じの髪の毛をした中年女性も、みんなそれ故に魅力的に見える。 こういうデザインから導きだされる時間の濃度の高さって、無くなってしまったら困るんじゃないかと思う。 贅沢品とかステイタスシンボルとかそういうのじゃなくて、本当にデザインの力ってこういう何気ない瞬間に発揮されるんじゃないかと、しみじみと思った。 いつもはもっと頑な事を考えるし、頭でっかちなんだけど、とても親しい友達と足とかをぴったりとくっつけて音楽を聞いている時、そしてその空間を魔法のようだと思っている時に感じる感動って、ささやかな分大切なんじゃないかね。 少なくとも私はそう思う。 でも多分多くの私のクラスメイトはそうは思わないだろう。 なんかこういう素朴な事って通じない。





足とかの絵ばっかりかいていた。 人の足が好き。 膝の感じとか、がしっと足広げて座っている人の腰とか。 みちゃいかんと思いつつもじろじろ見て、落書きまでしている。 

後、スウィングダンスをしている人たちのゾーニングがおもしろかった。 隣の人と当たらない感じとかに芸を感じました。 東京二十三区の地図を見ている気分になった。

2007-10-23

好きな人更新


 三大好きな日本人グラフィックデザイナー













 考え方がとか、専門的にとか、
そういうのじゃなくて単純にスタイルが好き。 

外見が好きだと断言できるのって意外と少ない物です。 

すっげーーー、好き。

2007-10-18

赤ちゃん

友達に赤ちゃんが産まれた。 自転車を飛ばして会いに行く。

贈り物としてオリーブのすでにでっかい木を担ぎつつ運転した。
ちょっと滑稽だったと思う。

出産をした2時間後に母子ともに退院っていう超健康なナイス出産で、私はそんな逸話も含めてとてもスペシャルだと思った。 すごいよね。 2時間で退院よ? 

こんなに元気にトトロのパチもんのぬいぐるみを作って、ケラケラ遊んでいる彼女に私は感動した。






彼女は私がニュージーランドで一番好きな芸術家だ。 でもママになったらちょっと違う人になるのかなと自転車をこぎながら変化を考えていた。 制作とかしなくなるのかなあとか、もうあそこまでハイパーアクティブじゃなくなっちゃうのかなとか。 でも、そんなの私の思い過ごしだったようだ。 赤ちゃんをお互いによく見た後、「スタジオに行こう!」と行って、彼女の作品や制作についての話しをされた。 っか、かっこいいーー! 私の好きになる作家はいつでもかっこいいね。 私、すごい。

 






産まれて三日目の女の子は、素晴らしかった。 美しかった。 

もしこの人の事を美しいとよぶとすると、私の今までの美しいって言う言葉とはそぐわないなと思った。

だってただただ素晴らしいのだもの。 深く考える事もなく、美ってのは普遍的な事だと思っていたんだけど、今回得た心の奥底での彼女への共鳴は今までのどれとも違うから、私の考え違いなのかもしれない。 美って、もしかしていっぱいある? 

赤ちゃんなのに、「この人」とよばずにはいられないぐらいに、完成されている人だった。 徳が高いというか、神々しいというか。 本当に、こんなに美しい赤ちゃんを見たのは始めてで、一体どうしてこうも素晴らしいのか分からなかったぞ。 「どうして彼女はこんなに素晴らしいのか」と結構考え込んでしまった。 






この赤ちゃんはお父さんが中国系とヨーロッパ系のハーフなので、アジア人のクオーター。 みんなで「髪の毛黒いねえ! すごいねえ、遺伝ってすごいねえ」と感動した。 (もう、この赤ちゃんに関してはみんなでなにに関しても感動してしまうのよ) お父さんは2週間ぐらい仕事を休みにして夫婦+赤ちゃんでずーっと家に籠る予定なんだって。 すっごい、素敵な旦那様だと、私乙女チックに感動した。 私も子供を産んだ際には、是非、旦那さんに最初の数週間一緒に休んでいただきたい。 そして一緒に最初の家族のボンディングと、ただただ赤ちゃんにとろける時間を過ごしたいよ。 なんでこんなにこの人たちは素敵なんだろう。






この手とか、素晴らしいよね。 思わず、スケールモデルだとつぶやいてしまった。 なんて良いんだろう。 


自分が赤ちゃんだった時の事なんて勿論思い出さない。 だからずっとこのサイズでこの考え方で生きてきたような気がしてしまう。 でも両親からすると、こんなに小さいときから今の私を全て含めて「あんなちゃん」として見ているんだろう。 こんなに素晴らし(かっただろう)小さい私と時間を重ねて、今の大きな私を手にしている彼らは、私が思っている「私」とは全然違う見方で「私」を理解しているんだろう。 そう思ったら、すっごい嬉しくなった。 とてもとても嬉しかったです。 


この家から直接大学にいかなくてはいけなかったので、海岸線を一時間かけて自転車で走った。 とても天気がよくて、海がキラキラしていて、とてもきれい で、写真に取るのもしゃらくさいと思って、ただ一生懸命マウンテンバイクをこいだ。 海風が強くて涙が出た。 どうもよくクラクションを鳴らされるな。  男性がこっちを見るな。 「モテ期?」と疑いつつ自転車を漕いでいて、最後ら辺で気がついたんだけど、風で服がめくれて胸が丸見えだった。 うう、とりあ えず可愛いブラジャーで良かったと、自分をなだめる。 そうか、やっぱおっぱいは良いんだな。 赤ちゃんがおっぱいをのんでいるのを見た直後だったので、 優しい気持ちにすらなったよ。 でも突風の中ヘルメットかぶって、ごっついマウンテンバイクで立ち漕ぎしながら海風で泣いている女の胸なんかで良いのか?  もっといいものがあるんじゃないか?

2007-10-15

細々と色々あった一日 大陸な一日

 今日は、ドローイングのファイナルハンドインだった。 これで選択科目は全部終了で、残すはコアペーパーのファイナルのみ。 


 やっったーーー!!!!


 相変わらず、すっごいラストミニッツになってしまい、「お、終わらないかもしれない」を心の中で繰り返す。 

 でも何故か心中穏やかなのね。 年を重ねるってのは、じたばたするよりもとりあえず何かをやる方が早いと気がつく事なのかもしれない。 前のような、気を緩めた瞬間に涙が出てくるような事もなく、ただマシーンのごとくやった。

 心は穏やかで焦った行動も取らないけど、でも頭の中で流れている音楽と映像はまさにこんな感じ。

 変な組み合わせだと思うけど、この2曲が入り交じってガンガン頭に流れていたよ。


 

 



やっぱ、焦ってたのかもしれん。


それにしても、徹夜明けなので三秒以上連続して同じ事が考えられない。 きちんと構成した文が書けないので、箇条書きで行きます。


★ プレゼンでは瞬殺だろうなと思い、戦々恐々としながら走って行った。 何故走っていたかって? 走らないと間に合わないからさ。 三時間の遅刻。 最後から三人目で発表。 「これこれこれをしました。 さあ、殺して下さい!!!!」とヤケッパッチでやったら、無茶苦茶誉められた。 すっげーーー意外。 最後まで全く読めない授業だった。 ワンダフルで洗練されているとまで言われた。 全部蛍光色でやったのに。 やってる間ずっとマイケルジャクソン聞いていたのに。 うーん…。


★ ブルガリア人とロシア人の教えている単位で、彼らの言っている事は正直、私には全く通じない。 
???となるしかない。 言語の問題ではなくて、(単語そのものの意味は分かる)文脈が全く読み取れないのだ。 奥行きが分からない。 フランス人、ブルガリア人、ロシア人が教わった人たちの中でトップスリーに難解で、チンプンカンプンな人たちで、「ああ、あたしには大陸はでかすぎる」となるのよね。 この御三方は、ドイツ人の先生の時よりも分からん。 ドイツ人の先生の時は言っている事も文脈も分かったけど、なんでそれを望まれているのかっていう動機の部分が全く掴めなかった。 「それしてなにになんの?」が頭の中をぐるぐる回っていた。


★ 考えてみたら、セルビア人とか、ロシア人とか、ブルガリア人とか、今年は(というか結構いつも)私の人生において東欧の人たちがわんさかといたなあと彼らの滑らかななまりを聞きながらしみじみ。 


★ プレゼンの最中にフランス人の子たちがごのごのと話していて「いはーー、君たちの言語はなんでだかこの授業中に聞くと圧迫感があるから黙って下さい」と奇妙に興奮する。 


以上、マルチカルチュアルな、実際ニュージーランド人より外国人のほうが多い教室からでした。


★ プレゼンが終わった時点で既に夜で、打ち上げとしてプルガリア人とフランス人のクラスメイトたちとビール呑み、トルコ料理を食べた。 すっごい楽しかった。 みんな徹夜明けなので、ふらふらなんだけど、こればっかりはさぼれない。 最近、ずっと移住してから何世代かたっているニュージーランド人たちと一緒にいたので、このヨーロッパの感じが懐かしかった。 

そういえば、私は昔イギリスに住んでたんだよなと、急に自分の態度やら考え方やら話し方が変わった事から思い出した。 変なコードがあって、相手によって私の雰囲気がガラっと変わるんだよね。 ヨーロッパのバックグラウンドの人たちと一緒にいる時の自分の態度が一番すっきりしていて、愛らしい行動も簡単にとれるしある意味好きだ。 背骨とか、意志とか、自分とかをある種のコントロールとともに自由に出来る感じが好き。 NZのコードの時に「これって頭が割れちゃうぐらいにbig issue!」って思っている事がアリンコのレベルに変わるのとか、我ながらおもしろい。 

勿論一番純朴で牧童な感じでいられるニュージーランドのコードも、些末な事をごたごたとただ考えていられる日本のコードも、アウトオブコントロールな感じなアジアのコードも全部好きだし、どれもただのツールでやらなきゃいけない事だから比較する事もできないけどね。

ただ、こうやって一緒にいる人によって、まるで季節が変わるかのように自分自身が大きく変化するんだという事は忘れちゃいけないなと思う。 そこには希望がある。

★ ブルガリア人の女の子は、the 東欧って感じのイケイケの色気ぷんぷんとしているのが当たり前な、性への喜びを知っている奴で、その気力体力そして悪気のなさに、ジメっとした陰翳礼賛な私はいつも驚く。 私はただの友達同士の食事だと思って行っていたけど、彼らを家に返した後に「いくなら、あっちの方の男ね」と断言したのとかにびびった。 見定めていたのか!

 私は、他の人の事を思いじめーっとしていた。 が、こうやってガンガン行けば過去は栄光のものとなるのかと納得。 

すげーよ。 

★ 後で他のプルガリア人の子たちが数人合流して話しの内容はそればっかりになった。 「ダブルデートでね」と流し目ぷんぷんに話していた。 「マジで?! あれデートなの?!」と「打ち上げの食事=栄養補給」だった私はまた驚く。 で、みんなしてセックスの作戦をたてていた。 あっけらかんと、悪びれも無く、そして華々しく美しく。 「あんなは2週間後の次のプレゼンまで彼らと遊んで、前の人の事なんて考えちゃ駄目よ。 で、今の人たちが上手くいきはじめてから考えれば良いじゃない。 はっはーん。」と言われ、「っは、っはっはーん…?」と返す。 が、確かに。 彼らってすごい。 大陸の人たちってすごい。 ジェネライゼーションはしたくないけど、これだけイグザンプルが多いと思わずしてしまう。 大陸の人たちって、ダイナミック。 こういう事に関しての文化的な深さが全く違うと思う。 何百年分もの先人たちの叡智が脈々と日常の中に織り込まれているような気がすんだよね。 話しの途中で、その子のお父さんから電話がありプレゼンの結果を聞かれていた。 さんざんだったと言った後に"fuck it"と言われたそうだ。 まさに! まさに! まさに! すっげーよ。 マジで、日が当たる所を歩いている感じがするね! 

★ 私は実はただのカマトトでおぼこい大和撫子もどきな、ださい女なのではないかと数々の「はっはーん」の後に思えて来た。 

★ もう誰も正気が残らないぐらいにふらふらになってきた頃に、「あのクラブで踊りまくれば良い訳よ。 そうしたらやな事なんて忘れるわ。」と言われ、「ああ、あのクラブは”悪趣味なクラブに行ってビールを一杯飲んだ後に爆笑して帰る”っていう、悪趣味に悪趣味で勝つっていうゲームをしていた時に彼と行った所だあぁぁぁぁ」と一瞬陰翳礼賛がぶり返した。 けど、「オッス! とりあえず、2週間大陸的に生きます!」と力強く心に誓う。 が、あのクソクラブには行かんがな。 はっはっは、両方に勝つ。 私は、私の今までの生き方反省しつつ方法論を大陸的なものに変え、だからと言って、今までの美意識は譲らんのだ。 勝つ! 私、勝ちます。


 ★ 今日は、妙に大陸的だった。 太陽がでっかい感じだったね。 オッス!

 

2007-10-14

手紙 たまには手書きで。

カフェで他の仕事をしつつも、暇だったので手書きブログを作ってみる事にしました。 クリックして拡大して見て下さい。








2007-10-04

近所

 私の近所は友達が偶然沢山すんでいる。 2軒先には親友が住んでいて、それも偶然に同じ時期にお互い引っ越してきたんだけど、それだけでも私は興奮して「すっごい! 私たちってすごいね!」ときゃーきゃーやっていた。

 で、昨日玄関を出たら、どうも知っている顔が前を歩いていた。 私をこの国によんだ高校の先生だ。 私がここに来たのは彼女が誘ってきたからで、結構人生を変えた人。 でもめんどくさがりやなので大学に入ってから連絡を取っていなかった。 

 お互い驚愕し「どうしてここにいるの?!」と言いあう。

 そうしたら分かったんだけど、私の向かいの家が彼女の家だった。 三歩の距離。 毎日彼女の家とは知らず見て暮しておりました。 

 親友は高校に入った時始めて友達になった子で、先生はこの国で始めた会った人で、全員でわざわざ数回の引っ越しの後、三歩の距離に住んでいる。 すっげー。

 こういう偶然が沢山ある。 偶然って良いよね。

スウィートかつカジュアル

 乙女会議をしている。 むせ返るほどの"真性ガーリースパーク"に満ちあふれたすっごいのを。

会議の結果として今の所出ているのは、「ビターにはなるな、もっとスウィートに!」と、「カジュアルでいろ」。 


 スウィートかつカジュアル!


"ヘーゼルナッツクリームをはさんだウェハース"な感じだと会議出席者が説明していた。 その通りだろう。


スウィートかつ、カジュアル。 極めたいものです。