Showing posts with label 季節 晩夏. Show all posts
Showing posts with label 季節 晩夏. Show all posts

2012-03-16

足を引っ張る予言

占いをしてもらった事はほとんどない。

本格的にしてもらったのは多分一回だけ。

そういうのが好きな子に「この人はすごいから!百発百中だから!」と勧められ
20歳位の時に東ヨーロッパからの移民の女性に見てもらった。

確かにその人はすごかった気がする。
少なくとも、言われた事に外れは無かった。

とりあえず二つ印象に残った事を言われた。
一つ目は、私は仕事を探さないだろうって事。
仕事は誰かから常に貰えると言われた。
それはその通りで、これまで就職活動をしたことは無い。

もう一つは、25歳の時に会った人のいる場所に住む事になると言われた事。
これは恋愛とか結婚とかに関する話だった。
実際25歳になって一ヶ月後に出会った人と一緒になっているし、
今のところ相手の場所に住んでいる。

二つともファンタスティックな予言だ。
あたってよかった。
仕事がある事も、家庭を持つ事もブリリアントでワンダフルな事だ。

でもなんか、この予言が私が次に何かをやるのの足を引っ張っている。

特に「相手の住む場所に住む事になる」ってのがそう。
「何それ、私側の場所はなくなっちゃうって事? 東京なくなんの?!」とどっかでずっと引っかかっている。 そんなん困る。 私、夫の住む場所に身を寄せるタイプの女じゃないし。

あと仕事も相手の方から来るってので、自分から探そうかなというのの足を引っ張っていた気がする。

ねー! こういうのがあるから占いってなんかめんどくさいよね。

自由になりたいのにー!

2012-03-15

「世の中で一番おいしいのはつまみ食いである」

相棒のブログのタイトル「世の中で一番おいしいのはつまみ食いである」を見て超ときめいた。 まさにその通りと、熱り立ってブログを読む。

で、読み始めてから3秒後「世の中で一番おいしいのはつまみ食いである」は
大昔に私が読んでいた本のタイトルだったと思い出して大笑い。
なんだか自分の一部をぽろんと意識してなかった場所から見つけたような気分!

この本は日本に帰っている間
よく本をくれる友人(大山)から貰った。
多分それを相棒の前で私が読んでいたのだろう。

日本に帰る度にいろんな人がオツな本をくれる。
うれしかねー。
本当にありがとねー。

いつもは一緒にいられない分、
時間芸術を共有するってのはいいアプローチだよね。

優れた愛の行為だと思います。

それにしてもさ、自分がどこでどの本を読んでいたか思い出すのって
案外と難しくない?

旅行中に読んだ本は
周りの景色とかも含めて結構はっきりと思い出せるんだけど
日常的に読んだ本はいつどこで読んだのか思い出せない。

本読んでいた時間って、大切な人生の一部なのに
いつどこで経験したのか忘れちゃうってちょっと残念だね。
いい感じに記録する方法とかってないのかなー。


秘宝

人類の秘宝アリエル・ピンクのライブに行ってきた。 

ひっさびさの「この人、天才!」と魂震えるコンサートであった。
生きててよかった!
始まって三分位で私の中で生命讃歌が鳴り響いた。

上出来とか、クールとか、そんな次元じゃなくて、まさに宝。
御宝。
玉。
ギョクッ!!

サイケとかヴィンテージなサウンドとか、奇抜さとか、中央線っぽさとかに1mmも興味がない私ですら信奉してしまう。 そんな魅惑のアリエル・ピンク。

元々私は、サイケな音楽の作り出す「自分がどんどん広がっていく感じ」が苦手だ。 広がらなくて多いに結構。 自分が拡張されて自然の中に溶けていく位ならば、私はもっと繰り返しの音とか、機械的な世界の中に自分を見失いたい。 




多分、だからこそ

いつも気持ち悪がって
嫌悪して、排除して、おぞましがっている分
好きになると、それはもう魅了されてしまう。

マイク・ケリーとかいい例。
ケツの穴から編みぐるみ出てくるとか、もう、おぞましくて思わず覗き見。

おぞましさの中でしか表現出来ない優しさや人の道って絶対にある。
そしてそのおぞましくってヌメッとした温かさこそ、往々にして人類愛なんだと思う。

あー、本当によかったアリエル・ピンク。
来日した際とかには是非皆様聞きに行ってー!
最高だからー!

2012-03-14

名前を忘れる

よく自分の名前を忘れる。 

文字で見たり、
誰かによばれたりして、
「ああ、そういやそんな名前だったね」と思い出す。

みんなもそんな感じ?
一番身近なアイデンティティの割には
自分の名前って、自分の中で存在感薄し。

私はこっちで暮らしている時は
日常的には大概アニーとよばれていて、
職場とかではアナとよばれている。
日本ではアンナ。

他にはたまにアニュシュカとかアーニャとか、
なんか適当につけられたあだ名に囲まれて暮らしている。

元々かなり適当な名前。
AとNがくみ合わさっただけ。
だからかよぶ方もよばれる方も適当になる。
よって、あんまり「これが私の名前です!」ってのがない。

本当に忘れる。
たまに自分がよばれている事にもそんなに気がつかない。

魂にぐっさりと突き刺さっている位に、
響きに響く真の名前があればいいんだけどねー。

2012-03-12

奇跡だった

東日本大震災から一年が過ぎた。

一年前の今日、2011年3月12日、
私はこちらで日本のテレビを見ていた。
原発が水素爆発した様子をただ呆然と眺めていた。 
その時は一年後をどう迎えるかなんて全く想像できなかった。
単純に次の日がどうなるのかすら分からなかった。

2012年3月11日。
多くの日本に住んでいらっしゃる方々が
静かに祈りの一日を過ごせた事は
私がしたどんな楽観的な想像よりも奇跡だった。

ものすっごい努力が影であったのだろう。
命を、沢山の人がかけたのだろう。

日本の人達は自分に厳しいから
現状に対して好意的な事はあまり言わない。
意見を聞かれたら批判的な事を言う。
志が高くて素晴らしい事だとは思う。
こちらの新聞にも日本の方々が言った、
自分たちに対する厳しい言葉が沢山載っていた。
この厳しさが、日本の底力で、日本が大倒れしない理由なのだろう。

でも端から見ているとそんな人達みんなの一人一人の手を握って、
「そんな事ない、あなたは本当に頑張っている。誰もが知ってる。あなたの足跡全てが尊い。」と言って回りたくなる。 

この一年、
地震と津波で国土が暴力的に破壊されて、
大切な社会の人達が沢山亡くなったのに、
アホな原発事故がおこり
ただ悲しみに身を寄せて泣く事も出来ない
辛い状況に日本の人達は置かれていた。

しかもその中で復興の狼煙を上げて。

鎮魂さえ許されない、そんな破壊の中に身を置かなくてはいけない人達の事を想うと、胸が潰される。 日本の中にいた人達が一年かけて通過した忍耐は想像もできない。

家族、全ての友達、
そんな私の大切な人達を守ってくれた社会の人達、
みんなに、頑張ってくれて生き抜いてくれてありがとうと言いたい。
いやー、本当に皆頑張った!

個人的に知っている人達皆
こんなに頑張っているところ
見た事なかった。

何よりも東北の人達、
本当に、本当に、本当に、
頑張ってくれてありがとう。

あなた達が残している足跡が
本当に尊い物だと皆が知ってる!

復興元年。
ひたすら復興しよう。

2012-03-02

気になる

誰かに対して、すごく積極的に、キラキラとした気持ちを持つ事。

大きな声、もしシャイな気分になっていたら小さな声で「あの人が気になる!」と自分に言う事。

はぁ、恋しい。 

恋が恋しい!

夫と活気のあるバーの前を通る度に「こういうの見ると、独り身になりたくなるよね」と言いあう。 本当に!

2012-02-24

基本の挨拶

私が行っていたイギリスの学校の友達の、基本の挨拶が「愛してるよ」。

って、別に毎日べたべたお互いに言いあっている訳ではないんだけど、
要所要所で軽々しく言いあう。
だって、愛してるから。
すっごくあったかい感情を相手に対して持っている。
ほぼ慈愛。

「じゃ、またね、愛してるよ。」
「うん、またね、愛してるよ。」

こんな簡単な言葉をかわす度に、心がすごく明るく軽くなる。
愛の力偉大なり。

当たり前に人を愛していい学校に行ってよかった。
人生の宝物。

2011-03-26

二週間

東日本の震災から二週間が経ちましたね。

東北の人達に一刻でも早く、温かさと安全が確保される事を願ってやみません。

東北、頑張れ。
東北の為に、日本も世界も頑張れ。 
自分も頑張る。

今は心の真ん中に東北があります。
震災以来いつも、東北地方にいらっしゃる方々の事を思っています。

東北地方以外でも、まだまだ苦労の渦中にある方々が多いと思います。
私の友達や家族は東京圏に集中しているんだけど、皆の話しを聞くだけで、
あぁ、自分に出来る事は何だろうと考えさせられるよ。

現状を見つめると、とても悲しくなる。あまりにも無惨で。

でも未来を私は知っている気がする。

東北は、日本は、必ず復興する。
それは疑いのないことだ。

絶対に近い未来で起る事。
それを知っているから、悲しいけど、誇りは失われない。

自分自身が、その証拠だからさ。
私達自身が、戦後おじいちゃんやおばあちゃんが日本を復興させた社会によって育まれた人間だから。 
私たちがいる事が、東北が、日本が復興できる、これ以上にない証拠だ。

だから大丈夫だと思える。

私たちは、叡智も、愛も、機会も、十分に持っている。
絶対に、「ああ、日本は震災以前より、より豊で、賢さに溢れた社会を作り上げる事ができた」と思える日が訪れる。 
それは東北や、日本に住んでいる人達、そして世界中の人達の努力によって絶対におこる。

それだけが、社会に出来る死者への弔いだと思う。
あまりにも沢山、無惨に失われた尊い命を弔う為にも、
もう二度とこの規模の悲劇が起らないように、この悲劇から叡智を得て復興しなくては。

今産まれて来ている子どもたちが大人になるとき、より良い社会をバトンタッチしよう。 
彼らが、同じ失敗を繰り返さないように、彼らに愛と機会と知恵を渡そう。

子どもたちに、この国の子供で良かったと思えるような何かを、瓦礫の間から見つけ、育みたいですね。

これからの東北が、日本が楽しみでならないよ!

昨日は職場で日本の為の義援金を集める昼食会をしたよ。
皆で亡くなった方々へ黙祷をし、日本の復興を願った。

皆とても協力的だったし、深い同情を持っていた。
私たちがやっている事は規模としてはとても小さいけれども、
でも疲れたときや折れそうなときに、
湯たんぽみたいにちょこっとでも日本の人達の心を暖められたらと、義援金を払ってくれた。

いつか機会があれば、是非東北にいまいる子どもたちや、日本の子どもたちをホームステイで預かったり、一緒に遊んだり、
きれいなところに連れて行ったりしたいって言ってくれていた。

皆いつか日本に遊びにいきたいとも言っていた。

今目の前の危機に対する行動は、多分、本当に専門的な知識と技術を持っている人達にしか行えない。
でもその人達をバックアップする仕事を日本中の人達がしているんだと思う。
そして、その日本の人達をバックアップする為に、いろんな国の、市井の人達がいる事を忘れないでね。
一人じゃないよ! 日本だけじゃないよ!
いろんな所の人達の心のかけらが今東北に送られてるよ、日本にも送られてるよ。

在外日本人は、要所要所で日本の事を思い出せてもらう為に、いろいろやります!

ニュースは大抵悪い側面や特殊な状況しか伝えない。
日常の日本がどれだけ良いところか、美しいところか、奇麗なところか、温かい人々がいるところか、
魅力的なところか、そういうのは、多分、もっと直接的なところから伝わっていくのだと思う。

デザインであったり、単純に人間同士の友情であったりさ。

これからの東北が、日本が、本当に楽しみだね!
二十年後に世界をあっと言わせよう! 
多分、これが恩返しだし、弔いだし、未来に対する愛だ!

$$$

べガス。 全てが見事に偽物だった。
この写真だけでもパリとニューヨークとグランドキャニオンが混在している。














そしてちかちかしていた。

森 5




赤い橋を見て、日本を思い出した。
何を見てを思いが日本につながった。

森 4




遠くに見える山が美しかった。

森 3





森 2







湖に映る森の反射が美しかった。